中井貴一、三船敏郎賞受賞に感慨 京都との“縁”明かす<京都国際映画祭2019>
2019.10.17 15:24
views
17日、京都・西本願寺にて「京都国際映画祭2019」のオープニングセレモニーが行われ、同イベントが開幕。俳優の中井貴一が、国際的な活躍を期待される俳優に贈られる「三船敏郎賞」を受賞し、レッドカーペットにて報道陣の取材に応じた。
中井貴一、三船敏郎さんとの思い出を振り返る
これまで、役所広司、仲代達矢、阿部寛、浅野忠信、佐藤浩市らそうそうたる豪華俳優陣が受賞した同賞。中井は「賞というのは本当に励みになると思います。僕はもうすぐ60代になりますが、自分がそんな歳になるなんて思ってもいなく、がむしゃらに走ってきました。なのでこの歳でこういった賞をいただけるということは、『もういっぺん、ここから頑張れよ!』と言われている気がする。しかも先輩の名前がついている賞ですから」と三船さんから背中を押されているようであることに感慨。三船さんとの思い出を聞かれると「朝現場に着くと、ご自身の車の周りを掃除なさっていていた。ホウキをはいているオジサンがいるな、と思ったら、三船さんだった。とても細やかで、清潔にしていらっしゃったんだなと思いました」と振り返り、「何かを教えていただくことなどの話は現場ではしなかったんですけど、役者はいるというだけで何かを伝えなければならない。テクニックよりも、その存在感を作っていくということを痛感しました」と三船さんの偉大さを改めて噛み締めた中井。「江戸時代に生まれているんじゃないかと思う先輩がいらっしゃいましたが、三船さんもそのひとりでした」と明かした。
また、撮影でこの時期に京都に来ることが多いようだが、「こんなに大きい映画祭だったということをお伺いしてビックリしています」と目を丸くさせ、両親が京都出身でもある中井は「本籍地は京都なので、謄本などをとる時に来なければならなくて、意外と面倒(笑)」と語って笑わせながら、「京都が盛り上がってくれると嬉しい」と微笑んだ。
なお、日本映画の発展に貢献した映画人に贈られる「牧野省三賞」には、牧野氏の孫にあたる俳優の故・津川雅彦さんに贈られた。セレモニー・授賞式には、津川さんの長女で女優の真由子が代理人として出席した。
「京都国際映画祭2019」
今年で6回目の開催となる京都国際映画祭。今年は10月17日~20日の日程で、初日の西本願寺・南能舞台でのオープニングセレモニーにはじまり、多数の映画の上映はもちろん「映画もアートもその他もぜんぶ」というタイトル通り、様々なプログラムが行われる。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「映画」カテゴリーの最新記事
-
原因は自分にある。杢代和人、キスマイ宮田俊哉からの無茶振りに即対応 声優初挑戦は「色々な発見がありました」【映画「おでかけ子ザメ」】モデルプレス
-
キスマイ宮田俊哉“子ザメ語”先陣きって披露 花澤香菜がツッコミ「それは『どうぶつの森』」【映画「おでかけ子ザメ」】モデルプレス
-
キスマイ宮田俊哉、ステージ上で“推し”に直接感謝伝える「最上級のオタクだな」【映画「おでかけ子ザメ」】モデルプレス
-
FANTASTICS八木勇征、福本莉子にサプライズ「すごく助けられました」【隣のステラ】モデルプレス
-
FANTASTICS八木勇征「天使」と絶賛する共演者【隣のステラ】モデルプレス
-
南沙良、初の海外映画ヒロインに抜擢 本格アクションに挑んだ意欲作【ROAD TO VENDETTA 殺手#4】モデルプレス
-
岡田蓮、“泣きの演技”で新たな発見 初出演&初主演映画の手応え明かす【いただきます】モデルプレス
-
森崎ウィン&Snow Man向井康二“両片想い”の2人がバンコクで再会「(LOVE SONG)」場面写真解禁モデルプレス
-
福山雅治主演「ガリレオ」劇場版、地上波放送決定 シリーズ3作品をフジで一挙公開モデルプレス