斎藤工「本当に苦しかったシーン」を明かす 永野からは「伝説になるかな」
2019.07.01 10:34
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俳優の斎藤工とお笑い芸人の永野が6月29日、プチョンで行われた映画『MANRIKI』ワールドプレミア舞台挨拶にDOBERMAN INFINITYのSWAY、清水康彦監督とともに登場した。
同作は、俳優のみならず、映画プロデューサーや監督などクリエイターとしても注目を集める斎藤(齊藤工名義で企画・プロデュース)と、その独特の世界観で個性を放つ芸人・永野、さらにミュージシャン、俳優、音楽プロデューサーなど幅広く活躍する金子ノブアキ、映像クリエイター清水康彦氏が集い動き出したプロジェクト“チーム万力”の長編映画。
永野の原案・原作に、斎藤、清水監督のクリエイティブエッセンスが詰め込まれた作品。さらに、金子が担当した劇中音楽も加わり、独創的な映像で、常識的観念にとらわれず自由なクリエイティブを実現した意欲作となっている。
そしてティーチインが始まり、男性から「永野さんはすごく有名な芸人さんですが、この映画では作家としても参加しています。この映画を作ったきっかけを教えてください」という質問に対し、「僕が、日本のあるファッションショーのゲストに呼んでいただいたときに、ファッションモデルは体型も綺麗な人たちなのですが、舞台袖に、“小顔になれるプリクラ”とか、“小顔矯正”とかがあって、それを見た時にちょっとショックで、その夜に呼ばれたパーティーにちょうど斎藤工くんがいて、そんなに顔を小さくしたいんだったら、図画工作の授業のときにあった“万力”で潰したら手っ取り早いんじゃないかという話しをして。僕が酔っ払った勢いで、それを映画にしようよ。という話しをしたら、まさか次の日に、“その映画、どうしていきましょう。”と連絡があって、そこから始まりました。それが3年前です」と答えた。
さらに男性から、「本当に不思議な映画で、異常すぎる作品だと思ったのですが、撮影はいかがでしたか?」という質問に対し、永野が「自分の中で、初めてというくらいストレスがなく、ずっと“楽しい、楽しい”だった。自分の世代でいうと “辛くて良いものが生まれる”という教育があったので、こんなに楽しくていいの?という不安があったのですが、でも、結果的に楽しくて理想以上のものができたので自分的にはすごいハッピーでした」。
さらに斎藤から「あるシーンで、僕が大福饅頭を口に詰めるシーンがあるのですが、それは神野三鈴さんの差し入れでした。その差し入れが、手に白い粉がついて、そこからイメージが広がって、それを口に詰めるアイテムとして監督に相談して使わせていただくことになりました。実際、永野さんが僕の喉の奥の奥まで詰めてきて、本当に苦しかったシーンです」と話すと、永野から「映画で死んだら伝説になるかな、と思って。本気で殺そうと思いました(笑)」と会場を沸かせる一幕も。
そして最後に斎藤から、「日本のこういったジャンル映画は、日本国内ではどこに置き場があるのが、疑問視される傾向にあります。でも、この映画は、永野さんの奥底にある、暗くてギラついた、美しい世界があって、これぞ映画だと思い、清水監督の才能と、太陽みたいなSWAYさんと、他の仲間と、この映画を作り、僕らのやりたことが全部詰まった作品ができたことに一映画ファンとしてとっても満足しています。ただ、映画はお客様が決めるものだと思ってまして、今日観た映画『MANRKI』という作品を厳しく評価してください。今日は、『MANRIKI』にとって特別な日に見に来てくだっさいましてありがとうございました」と挨拶で締めくくった。
(modelpress編集部)
永野の原案・原作に、斎藤、清水監督のクリエイティブエッセンスが詰め込まれた作品。さらに、金子が担当した劇中音楽も加わり、独創的な映像で、常識的観念にとらわれず自由なクリエイティブを実現した意欲作となっている。
斎藤工「本当に苦しかった」
上映後、斎藤、永野、SWAY、清水監督が舞台挨拶に登壇。永野は自身のネタを披露し会場沸かせた。そして一人一人韓国語で挨拶したあと、斎藤から「このプロジェクトは、ここプチョン、そしてシッチェス、日本だとゆうばりをめがけて作った気持ちがあります。僕はファンタ映画、いわゆるジャンル映画に救われて、俳優人生を導いてもらったと思っています。プチョンに帰ってくるべき作品で帰ってこれたと思っています」と挨拶。そしてティーチインが始まり、男性から「永野さんはすごく有名な芸人さんですが、この映画では作家としても参加しています。この映画を作ったきっかけを教えてください」という質問に対し、「僕が、日本のあるファッションショーのゲストに呼んでいただいたときに、ファッションモデルは体型も綺麗な人たちなのですが、舞台袖に、“小顔になれるプリクラ”とか、“小顔矯正”とかがあって、それを見た時にちょっとショックで、その夜に呼ばれたパーティーにちょうど斎藤工くんがいて、そんなに顔を小さくしたいんだったら、図画工作の授業のときにあった“万力”で潰したら手っ取り早いんじゃないかという話しをして。僕が酔っ払った勢いで、それを映画にしようよ。という話しをしたら、まさか次の日に、“その映画、どうしていきましょう。”と連絡があって、そこから始まりました。それが3年前です」と答えた。
さらに男性から、「本当に不思議な映画で、異常すぎる作品だと思ったのですが、撮影はいかがでしたか?」という質問に対し、永野が「自分の中で、初めてというくらいストレスがなく、ずっと“楽しい、楽しい”だった。自分の世代でいうと “辛くて良いものが生まれる”という教育があったので、こんなに楽しくていいの?という不安があったのですが、でも、結果的に楽しくて理想以上のものができたので自分的にはすごいハッピーでした」。
さらに斎藤から「あるシーンで、僕が大福饅頭を口に詰めるシーンがあるのですが、それは神野三鈴さんの差し入れでした。その差し入れが、手に白い粉がついて、そこからイメージが広がって、それを口に詰めるアイテムとして監督に相談して使わせていただくことになりました。実際、永野さんが僕の喉の奥の奥まで詰めてきて、本当に苦しかったシーンです」と話すと、永野から「映画で死んだら伝説になるかな、と思って。本気で殺そうと思いました(笑)」と会場を沸かせる一幕も。
SWAY、ヒモ役を語る
そして、男性からSWAYに対して、「SWAYさんは、音楽活動もされていますが、キャスティングされた理由を教えてください」の質問に対し、SWAYは「日本でヒップホップをやってるのですが、俳優は6、7年やらせていただいていて、MANRIKIではヒモの役だったので、50代の女性をどうやって騙すか、お金をもらうにはどうしたら良いのか、今回の作品をきっかけに真剣に考えました(笑)。もちろん役の中でですよ(笑)」と会場を沸かせた。そして最後に斎藤から、「日本のこういったジャンル映画は、日本国内ではどこに置き場があるのが、疑問視される傾向にあります。でも、この映画は、永野さんの奥底にある、暗くてギラついた、美しい世界があって、これぞ映画だと思い、清水監督の才能と、太陽みたいなSWAYさんと、他の仲間と、この映画を作り、僕らのやりたことが全部詰まった作品ができたことに一映画ファンとしてとっても満足しています。ただ、映画はお客様が決めるものだと思ってまして、今日観た映画『MANRKI』という作品を厳しく評価してください。今日は、『MANRIKI』にとって特別な日に見に来てくだっさいましてありがとうございました」と挨拶で締めくくった。
映画『MANRIKI』あらすじ
日本。秩序と混沌の国。美と醜の国。過度な経済成長で得た豊かさの代償として、国民は様々なコンプレックスを抱えている。醜きを覆い隠し、美しきことのように振る舞う。奥ゆかしさとも言えるその性は、この日本という国の様式美そのものなのだ。整形しているモデルの方が仕事が多い。駆け出しのファッションモデルが仕事欲しさに小顔矯正を決意。美容クリニックを営む美しき整顔師に小顔矯正施術を依頼し、モデルは変身を遂げる。整顔師の猟奇的哲学と万力によって…。ざる蕎麦を食べたのち、整顔師はクリニックを去り、新たな野望の地へ向かう。場末の街で美人局をするフーテンと年増。彼らと整顔師が突如遭遇することにより、物語は加速してゆく。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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