(左から)中村優一、川栄李奈、小野塚勇人、瀬木直貴監督(C)2018「恋のしずく」製作委員会

川栄李奈・劇団EXILE小野塚勇人、大杉漣さんとのエピソード明かす<恋のしずく>

2018.09.26 13:37

女優の川栄李奈と劇団EXILE・小野塚勇人が25日、東京・銀座丸の内TOEIにて映画「恋のしずく」(10月20日公開※10月13日より広島県先行公開)の完成披露舞台挨拶に出席。共演した中村優一と、瀬木直貴監督とともに登壇した。

舞台となるのは、江戸時代から酒造りが始まり、日本三大銘醸地の一つと称される“酒都”東広島市・西条。現在の「日本酒ブーム」の影響もあり、注目を浴びる長い歴史を誇る銘醸地である。

映画初主演となる川栄は主人公・橘詩織として出演。日本酒の魅力に目覚め、歴史ある酒造りに、そして初めての恋に奮闘し、人生の新たな一歩を踏み出すリケジョの農大生役を演じている。

(左から)中村優一、川栄李奈、小野塚勇人、瀬木直貴監督(C)2018「恋のしずく」製作委員会
(左から)中村優一、川栄李奈、小野塚勇人、瀬木直貴監督(C)2018「恋のしずく」製作委員会

川栄李奈主演「恋のしずく」完成披露舞台挨拶

主題歌がかかると同時に、キャストと監督が登場。会場から拍手が起こる中、1人広島カープのユニフォームで現れた瀬木監督が「今日は完成披露ですが、もう1つおめでたいことが近づいているのでこんな格好で来ました」とコメントすると客席は盛り上がりを見せた。

(左から)中村優一、川栄李奈、小野塚勇人、瀬木直貴監督(C)2018「恋のしずく」製作委員会
(左から)中村優一、川栄李奈、小野塚勇人、瀬木直貴監督(C)2018「恋のしずく」製作委員会

川栄李奈、大杉漣さんとのエピソード明かす

そして、川栄は同作が遺作となった大杉漣さんについて言及。「私は結構話しましたね。縁側で日向ぼっこしたり、写真をとっていただいたりして過ごしました」といい、「撮影中も、自分のこと以上に周りのことに気を配ってくださる姿が印象的でした」と明かした。

加えて、息子役を演じた小野塚は「最初の挨拶以降、ほとんど話すことがなく、どうすればいいか小市(慢太郎)さんに相談したところ、役柄的には対立している親と息子だから、わざと距離を置いているんだよ、と教えていただきました」と紹介。「演技でもそうでないときにも、背中で語る方でした」と大杉さんを振り返った。

川栄李奈「どんなにありがたいことなのか実感しました」

最後の挨拶では、同作のロケ地も被災した西日本豪雨に関してもコメントした川栄。「こうして皆さんに観ていただくまでに本当に色々なことがありました。ここでこうして皆さんに観ていただけることが、どんなにありがたいことなのか実感しました」と吐露。

さらに、「作品に関わってくださった広島の方々、スタッフさん、役者さん、大杉さんのたくさん詰まった想いが、スクリーンから皆さんに伝わればいいなと思います」と初主演映画への想いを述べた。

また、小野塚は「本当に1年前から丁寧に作った作品です。1人1人の登場人物の心情がも丁寧に描かれていますので、そちらにもご注目ください」と呼びかけた。(modelpress編集部)
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