EXILE岩田剛典、感涙 “騙され”罰ゲーム…がまさかの展開に「まいったな」<去年の冬、きみと別れ>
2018.03.10 13:57
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EXILE/三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの岩田剛典が10日、都内にて行われた映画『去年の冬、きみと別れ』初日舞台挨拶に山本美月、斎藤工、浅見れいな、土村芳、北村一輝、瀧本智行監督とともに出席した。
岩田剛典が騙された まさかの手紙に感涙
登壇者は、「予測不能!クイズ」と題した企画に挑戦。3つの質問を一番多く外した人には「恥ずかしい秘密を公開する」という罰ゲームが用意されていたが、実は岩田が負けるような仕掛けがあり、罰ゲームは岩田に決定するという流れに。しかし、「秘密の公開」というところで、罰ゲーム自体もダミーであることが発覚。その代りに用意されていたのが、瀧本監督からの手紙だった。
手紙はMCにより代読され、そこでは「あなたはスマートな見かけによらず、案外不器用な人です。クランクイン前から本読み、リハーサル、カメラテスト、何度も芝居の稽古を繰り返しました。器用な役者ならすぐにこなすこともあなたは時間が掛かりました」と撮影を振り返り、「撮影が進むにつれあなたの顔つきが変わっていきました。いつからかオーラを纏うようになりました。内心僕は驚いていました。心を揺さぶられていました」と告白。
さらに、「僕がまだ駆け出しの助監督だった頃、ある大先輩からこう言われました。『起用なやつはすぐ答えに辿り着く。でも不器用なやつしか、その先には辿り着けない』。あなたを見ていて、そんな言葉を思い出しました。今後も愚直にひたむきにもがき続けてください。その先に向かって」とメッセージが贈られると、目に涙をためた岩田。
感激のあまり「嬉しいっす。監督と一緒にやれてよかったです。監督との出会いは本当に…すごく…自分の…すみません…いやあ、まいったな」と言葉をつまらせながらも、「また監督と一緒にいつか作品でご一緒できるまで、精一杯芸を磨いて、役者として成長した姿を見せたいなと今、改めて感じました」と意気込んだ。
映画『去年の冬、きみと別れ』初日迎え「万感の思い」
本作は、中村文則氏が初めて挑んだキャリア最高傑作との呼び声高いサスペンス小説。人間の内面に深く肉薄した究極の「愛」を描きながら、1ページ、1ページ、予断を許さないストーリーが猛スピードで展開していく。岩田が演じるのは自分の力を試す「一大スクープ」として猟奇殺人事件の容疑者である木原坂雄大に狙いを定め取材を重ねる記者・耶雲恭介。初日を迎え「万感の思いです」と心境を明かし、「この作品が伝えたいメッセージは人間の不思議さ、愛だったり憎しみだったり、人間が持つ色んな感情というのがたくさん出てくると思います。愛する人のために人はどれだけ変われるのかというのがひとつキーワードになってる究極の純愛です」とアピールした。(modelpress編集部)
瀧本智行監督が岩田剛典へ贈った手紙<全文>
あなたはスマートな見かけによらず、案外不器用な人です。クランクイン前から本読み、リハーサル、カメラテスト、何度も芝居の稽古を繰り返しました。器用な役者ならすぐにこなすことも、あなたは時間が掛かりました。僕はたくさん要求し、たくさん注文しました。きっとあなたは人知れずプレッシャーと戦い、もがき、あがき苦しんだのだろうと思います。一つ一つの台詞、一つ一つの仕草、何よりこの恭介という役をどうにか自分の物にしようと愚直に誠実に向き合っていたんだろうと思います。撮影が進むにつれあなたの顔つきが変わっていきました。いつからかオーラを纏うようになりました。内心僕は驚いていました。心を揺さぶられていました。
人より時間が掛かったかもしれない。でも、だからこそ誰よりも深く恭介という役を理解し、岩田剛典にしか演じられない魅力的な主人公をあなたは作り上げたのだろうと思います。僕がまだ駆け出しの助監督だった頃、ある大先輩からこう言われました。「器用なやつはすぐに答えに辿り着く。でも不器用なやつしか、その先には辿り着けない」あなたを見ていてそんな言葉を思い出しました。今後も愚直にひたむきにもがき続けてください。その先に向かって。お疲れ様、ありがとう。
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