小松菜奈のイメージ一新 “昭和の女子高生”レトロファッションも可愛い<坂道のアポロン>
2018.03.08 12:35
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女優の小松菜奈が出演する映画「坂道のアポロン」(3月10日公開)で新境地を切り開いている。
映画「坂道のアポロン」
単独初主演となる知念侑李(Hey! Say! JUMP)、共演に中川大志を迎え、青春映画の名手として知られる三木孝浩監督がメガホンを取り同名コミックを映画化。原作コミックは第57回小学館漫画賞一般向け部門受賞、「このマンガがすごい!2009オンナ編」第1位に輝き、テレビアニメ化も大きな話題となった。都会から長崎県・佐世保へ転校してきた高校生の西見薫(知念)が、「札付きの不良」と恐れられるクラスメイトの川渕千太郎(中川)、その幼馴染の迎律子(小松)と出会い、“一生もの”の友情や恋愛、そしてジャズの魅力に目覚めていく姿を描いた今作。劇中では知念がピアノ、中川がドラムの本格的な演奏に挑戦し、迫力満点のセッションを披露していることで話題に。ジャズを通して強い絆で結ばれた、男子ふたりの名コンビっぷりも注目を集めている。
映画「坂道のアポロン」ヒロイン小松菜奈
そんな彼らをやさしく見守るヒロインを好演している小松。『渇き。』(2014)で鮮烈デビューを飾って以降数々の話題作に出演し、『溺れるナイフ』(2016)で初主演、『沈黙 -サイレンス-』(2016)でハリウッドデビュー、昨年は『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017)でミステリアスなヒロイン役に抜擢されるなど、常にオファーが絶えない。持ち前の美貌を生かした神秘的でエキセントリックな役柄も多かったが、今作では、佐世保に暮らす素朴で優しい女子高生、迎律子役に挑戦。知念演じる薫に恋心を抱かれるも、自身は中川演じる千太郎に想いを寄せ、その千太郎はさらに別の女性に惹かれている…という、複雑な関係の中で揺れ動くキャラクター。ジャズに熱中する薫と千太郎を常に優しく、そしてどこかうらやましそうに見守る役どころで、観客が最も感情移入しやすい重要なヒロインを演じている。
小松菜奈、昭和感満載のレトロファッション披露
東京育ちの小松だが、劇中ではキャラクターに合わせて方言にもチャレンジし、なんと全編「佐世保弁」で演じ切っている。作品の舞台が1960年代であることから、昭和感満載のレトロファッションに身を包み、どこか懐かしいツインテールやポニーテール姿も披露。これまでのイメージとかかけ離れた「田舎に暮らす普通の女の子」役は、ファンにとっても新鮮に映るだろうと言われている。小松菜奈、昭和にタイムスリップしたような撮影現場
今作では全編オールロケが敢行され、原作でも舞台になった長崎県・佐世保と、大分県・豊後高田にあるスポット「昭和の町」(昭和30年代の活気をよみがえらせようと立ち上げられた町で、映画の撮影などにも使われている)で撮影を実施。知念演じる薫が律子を公衆電話でデートに誘うシーンや、中川演じる千太郎が律子を乗せてカブを走らせるシーンなど、劇中に登場する町並みの場面が数多く撮影されている。小松は、まるで昭和にタイムスリップしたかのような撮影現場について「美術がすごく素敵で、(私は)実際には昭和時代を味わったことはないんですけど、こんな感じだったのかなって」と感慨深げにコメント。「まるで自分たちもそこで生まれ育ったような感覚になって、こんな風に北高(劇中で彼らが通う高校)に通っていたのかなと想像したりしました。やっぱりそれってロケの魅力ですよね。あとは泊まり込みで撮影することによってチームの仲もどんどん良くなっていって、みんなで長い一日を過ごして、早く終わったらご飯に行ったり、そういう時間がいい現場を作ったのだと思います」と、充実した撮影を振り返った。
三木孝浩監督も小松菜奈を絶賛
メガホンをとった三木監督は小松について、「感情の揺れを演技として技術的にこなすのではなく、自身の中から湧き上がるものを大事にしている女優」と表現。撮影を経て、「そこに嘘がない、ちゃんと本人の気持ちが動いて表現になっているというのがすごく素敵」とあらためてその魅力を絶賛している。今作でさらに女優としての幅を広げた小松菜奈。素朴で穏やかな風貌とあたたかみのある佐世保弁が特徴の律子役は、小松のイメージが一新されること間違いなしのハマり役として注目を集めるだろう。(modelpress編集部)
ストーリー
医師として病院に勤める西見 薫。忙しい毎日を送る薫のデスクには1枚の写真が飾られていた。笑顔で写る三人の高校生。10年前の夏、二度と戻らない、“特別なあの頃”の写真……。あの夏、転校先の高校で、薫は誰もが恐れる不良、川渕 千太郎と、運命的な出会いを果たす。二人は音楽で繋がれ、荒っぽい千太郎に、不思議と薫は惹かれていく。ピアノとドラムでセッションし、千太郎の幼なじみの迎 律子と三人で過ごす日々。やがて薫は律子に恋心を抱くが、律子の想い人は千太郎だと知ってしまう。切ない三角関係ながら、二人で奏でる音楽はいつも最高だった。しかしそんな幸せな青春は長くは続かず――
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