佐藤健、高橋一生に「震えおののいております」 「るろ剣」大友啓史監督と4年ぶりタッグ<億男>(C)映画「億男」製作委員会

佐藤健、高橋一生に「震えおののいております」 「るろ剣」大友啓史監督と4年ぶりタッグ<億男>

2018.03.05 10:57

俳優の佐藤健が、映画「億男」に主演することがわかった。『るろうに剣心』シリーズ(2012年~2014年)の大友啓史監督と約4年ぶりにタッグを組む。

原作は、2015年に「本屋大賞」にノミネートされ、日本のみならず、中国、韓国、台湾ほかで出版され、累計発行部数56万部を突破している話題作「億男」(川村元気著)。お金を巡って、幸せのあり方、家族のあり方、友情のあり方などを問われる、さながら“地獄めぐり”のように億万長者たちと主人公が向き合いながら、その答えを探しだす姿を描く新感覚マネーエンターテイメント作品になる。

川村元気著『億男』文春文庫刊(3月9日発売)(C)映画「億男」製作委員会
川村元気著『億男』文春文庫刊(3月9日発売)(C)映画「億男」製作委員会

佐藤健×高橋一生、映画「億男」

佐藤が演じるのは、借金を抱え、家族もバラバラだったが、起死回生とばかりに3億円の宝くじが当選、人生をやり直そうとする矢先に、そのお金を億万長者であったはずの親友に持ち逃げされる“不運な男”主人公の「一男」。大友監督と3作に渡って強力なタッグを組んでいる佐藤。アクションからラブストーリーまで様々な役どころに挑み続ける彼は、4年ぶりとなる大友作品でどんな生きざまを見せるのか?

そして、「一男」の大学時代の親友であり、億万長者。しかしながら、一男の3億円とともに忽然と姿を消す謎多き男「九十九」を演じるのは、『シン・ゴジラ』(16)や、『嘘を愛する女』(18)などの映画に出演し、その時々で様々な顔を見せ、インパクトを残す演技が話題となる高橋一生。大友監督とのタッグは、『3月のライオン』以来。

佐藤と高橋は既に、今年年始にモロッコでのロケを完了。佐藤は「お金に関しての目から鱗が落ちるような台詞の数々に、僕自身も一男と共に、お金というものに対して人生で初めてこんなにも考えを巡らせました」と撮影を振り返り、「すでに年始にモロッコでのロケを終えまして、相変わらずの大友組のスケールの大きさと一生さんの芝居の巧妙さに震えおののいておりますが、なんとか食らいついていきたいと思います」と意気込み。

一方、高橋は「全てを手に入れられるのに全てを諦めているような導きの神のようで、迷える子羊のような九十九という魅力的な人間をこの大友組で作れること、幸せです。共演者の方々、携わるスタッフの方々と共に、お金と幸せを巡る旅を充実させたいと思います」と語っている。

藤原竜也、北村一輝、沢尻エリカ、池田エライザ…豪華キャスト集結

大友啓史監督(C)映画「億男」製作委員会
大友啓史監督(C)映画「億男」製作委員会
また、お金を巡る旅の個性的な案内人たちを務める出演陣に、藤原竜也北村一輝沢尻エリカ池田エライザら実力・話題性に秀でた演技派豪華キャストが集合しており、大友監督は「お金をめぐる『地獄めぐり』のストーリーに相応しく、一筋縄ではいかない役者たちが揃いました。主人公一男の冒険、僕自身が誰よりも楽しみにしています」とコメント。

脚本は、「ドラゴンクエスト」シリーズ開発などで知られる、渡部辰城氏。本作が初映画脚本ながら、お金と友情、家族に翻弄される登場人物たちを生き生きと描く。

映画「億男」は、10月19日公開。(modelpress編集部)

佐藤健コメント

主人公の一男は、どん底の借金生活から一転、宝くじで3億円が当たったことをきっかけに、様々な“お金のスペシャリストたち”と出会い、話を聞き、葛藤しながら、正しいお金の使い方を模索していきます。お金に関しての目から鱗が落ちるような台詞の数々に、僕自身も一男と共に、お金というものに対して人生で初めてこんなにも考えを巡らせました。すでに年始にモロッコでのロケを終えまして、相変わらずの大友組のスケールの大きさと一生さんの芝居の巧妙さに震えおののいておりますが、なんとか食らいついていきたいと思います。曲者揃いの″お金のスペシャリストたち″のキャスティングにもご期待ください。

高橋一生コメント

お金があれば幸せなのか、お金がなくとも幸せなのか世界には多くの人がいて、人の数だけ正解があるように感じます。この度参加させていただきます『億男』の劇中にも、それぞれに答えを求める人間が出てきます。全てを手に入れられるのに全てを諦めているような 導きの神のようで、迷える子羊のような 九十九という魅力的な人間をこの大友組で作れること、幸せです。共演者の方々、携わるスタッフの方々と共に、お金と幸せを巡る旅を充実させたいと思います。

大友啓史監督コメント

『龍馬伝』から『るろうに剣心』三部作と、濃密な時間を一緒に走ってきた佐藤健君と四年ぶりの現場。しかも、初めての現代劇。既に終えたモロッコ撮影では、お金に振り回される等身大の青年・一男を、ニュートラルに魅力的に演じてくれています。『3月のライオン』に続いての高橋一生さん、今回の九十九役は、彼の豊潤な引出しの中から、贅沢に、そして多面的にその魅力を引っ張り出す絶好の役だと思います。お金をめぐる「地獄めぐり」のストーリーに相応しく、一筋縄ではいかない役者たちが揃いました。主人公一男の冒険、僕自身が誰よりも楽しみにしています。ご期待ください。
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