ゲイ役の吉沢亮、“底なし”の役作り「ずっと悩んでいました」 実写映画「リバーズ・エッジ」
2018.01.31 20:22
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31日、映画『リバーズ・エッジ』(2月16日公開)の完成披露試写会が都内で行われ、主演をつとめる二階堂ふみをはじめ吉沢亮、森川葵、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨、行定勲監督が舞台挨拶を行った。
ゲイ役の吉沢亮 役作りに苦悩
90年代の都市に生きる若者たちの欲望や不安、焦燥感を鮮烈に描いた岡崎京子氏の漫画を実写映画化。吉沢は二階堂演じる女子高生・ハルナの相手役で、執拗なイジメを受け、河原で見つけた腐りゆく死体を心の拠り所にするゲイ・山田という難役。「外見的な部分でも細い男のイメージがあったので走ったりとかちょっと食事も抑えたりしましたが、一番はすごく原作と台本を行き来して、ひたすら人間性を考えることをやりました」と役作りについて語り「漫画原作だけどすごく余白の多い作品。自分の考えで埋めなきゃいけない部分もすごくありましたし、掘り下げれば掘り下げるほど底が見えなくなっていく。ずっと悩んでいましたが、すごく面白い男です」と試行錯誤の日々を振り返った。同作は「第68回ベルリン国際映画祭」パノラマ部門のオープニング作品に決定しており二階堂、吉沢、行定監督が現地のレッドカーペットに登場予定。国内外含めて映画祭への参加が初めてという吉沢はこの日、監督に「映画祭って何するんですか」と素朴な質問をしたといい「すごく僕自身挑戦的な作品で魂がこもっているので本当に光栄です」と喜んだ。
また山田に一方的な好意を寄せるクラスメイト・田島カンナを演じた森川は「性格がカンナと近い」と語り、監督から「そんなこと言って大丈夫?(笑)」と心配されたが「そんなに変な女の子じゃないから大丈夫だと思う。人のことを好きになるけど、好きすぎて離れていっちゃうみたいな…本当にカンナっぽいなあ自分、って思いながら演じました」と振り返った。(modelpress編集部)
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