新海誠監督「君の名は。」ハリウッド版実写化にコメント
2017.11.10 14:28
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アニメーション映画監督の新海誠氏が10日、東京・六本木の国立新美術館で行われた『新海誠展「ほしのこえ」から「君の名は。」まで』(同所にて11月11日~12月18日まで開催)の記者発表会に、俳優の神木隆之介とともに出席した。
新海誠監督「君の名は。」ハリウッド版実写化に本音
自身が生み出した作品が、手を離れて展覧会として生まれ変わったことについての思いを聞かれた新海監督は「自分の作ったものをよく子どもに例えたりしますが、その子どもがどうなっていこうと僕はあまり興味がないですね。『君の名は。』ハリウッド版も発表されましたが、楽しみであるなと同時に、それは飛び立ってしまったものだから、どういう大人になるかどうかは彼次第だと思います」と胸の内を告白。作品が展示されることについて、「映画をどう展示するんだろうと思っていたんですけど、映像の部分はディスプレイが何枚もありまして、僕らは普段ディスプレイを見て仕事をしているので、仕事場に半ばいる感覚にもなりました。こういう展覧会は見たことがないので、非常に興味深くて新しい体験をさせてもらえるものにしていただけたなと思って、すごく嬉しいです」と笑顔を見せた。
劇中にも登場する舞台で開催 新海誠監督の思い
発表会が行われた国立新美術館は、『君の名は。』で登場した場所。そんな東京で開催することについて、新海監督は「『君の名は。』で国立新美術館を(立花)瀧君のデート場所として描いたのは、高校生のデートとしては少しだけ敷居が高い場所として描いたんですけど、高校生の瀧君を描くためにこの場所を選ばせていただきました」と紹介。そして「まさか(公開から)1年少し経ってから、この場所で『君の名は。』を含めた過去作品を展示していただく機会がくるなんて想像すらしていませんでしたので、すごく光栄だと思いますし、それと同時に、日本の中でアニメーション映画という受け取られ方が少し変わってきたのかな?こういうところで展示していただけるなんて、ずっとアニメーションを作ってきた先輩方の流れの中、その末端に僕たちの作品もあるのかなという気持ちになりました」と感慨深げに語った。
新海誠展「ほしのこえ」から「君の名は。」まで
本展では、02年に短編アニメーション『ほしのこえ』で商業デビューして以来、“美しく壮大な世界ですれちがう男女の物語”を完成度の高い作品に結晶させ、世代や国境を越えて多くの人を惹きつけている新海監督の15年の歩みを、貴重な制作資料である絵コンテ、設定、作画、美術、映像をはじめ、世界観を体験できる造形物などを通じて紹介。国立の美術館において、現役アニメーション映画監督の名を冠した展覧会が開かれるのは初となる。(modelpress編集部)
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