「嘘を愛する女」が映画化されることが決定(左から)長澤まさみ、高橋一生(C)2018「嘘を愛する女」製作委員会

長澤まさみ&高橋一生が“恋人”に 13年ぶり映画共演<コメント到着>

2017.03.31 10:36

女優の長澤まさみと俳優の高橋一生が出演する「嘘を愛する女」(2018年公開)が映画化されることが決定した。

プロ・アマ問わず「映画企画」を募集し映画を創り出すクリエイターを発掘、制作からレンタル・配信までを総合的に支援するプログラム「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM」の初代グランプリ(2015年)を勝ち取った同作。知り尽くしていたはずの愛する人の素性が全て嘘だったら…、なぜ嘘をつき続けたのか、その愛は本物か、愛とは何なのか…、愛する人の正体を探るミステリー要素も兼ね備えた新感覚のラブストーリーとなっている。

長澤まさみ&高橋一生が“恋人役”

長澤まさみ&高橋一生が“恋人役”(C)2018「嘘を愛する女」製作委員会
長澤まさみ&高橋一生が“恋人役”(C)2018「嘘を愛する女」製作委員会
ヒロイン・川原由加利役をつとめる長澤は、一流企業に勤める完璧なキャリアウーマンだが恋人の大きな嘘に翻弄されていくという、大人の女性の繊細な芝居に挑戦。高橋は小出桔平と名乗る由加利の恋人役をつとめる。

映画「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)で共演経験のある2人。長澤は「尊敬する先輩なので、また共演出来てとても嬉しいです」と喜び、高橋も「少女と大人両方の女性的な魅力を美しく表現されている印象。今作では、また一味違った関係性でご一緒出来る事をすごく光栄に思います」とコメントした。

脚本と監督は、企画者でもあるCM界の若き才能・中江和仁氏がつとめ、さらに、由加利の協力者となる私立探偵・海原匠を吉田鋼太郎がつとめることも決定している。(modelpress編集部)

長澤まさみコメント

(上段)長澤まさみ(下段)高橋一生、吉田鋼太郎(C)2018「嘘を愛する女」製作委員会
(上段)長澤まさみ(下段)高橋一生、吉田鋼太郎(C)2018「嘘を愛する女」製作委員会
台本を読んで、感情の居場所を人はいつも探しているんだなと思いました。今回、演じさせていただく由加利は等身大の役柄なので、背伸びし過ぎず演じられたらと思います。中江監督の作る現場はとても穏やかで居心地がいいんです。監督への信頼があり、とてもリラックスして現場に居られるので、丁寧に役と向き合えたらと思います。

高橋さんは『世界の中心で、愛をさけぶ』で共演した頃から尊敬する先輩なので、また共演出来てとても嬉しいです。個性の強い役やどんな役でも演じ分けてしまう吉田さんも、本当に共演出来ることが楽しみです。先輩の良いところを盗んで学び、いいコンビを築けたら良いなと思います。

高橋一生コメント

脚本を読ませていただいた最初の感想は「素敵!」でした。この作品は“嘘”というものを人間の本質は越えられるのか、という根源的な愛情に対する問いかけが描かれていると感じました。この作品に参加出来る事が素直に嬉しいです。桔平は嘘をつき、自分の内面を隠している役どころなので、キャラクターの骨格を決め込まず、多面的な人間性が出るよう、監督や共演する長澤さんと相談しながら作り上げていきたいです。

舞台やCMで共演をしている長澤さんは、少女と大人両方の女性的な魅力を美しく表現されている印象。今作では、また一味違った関係性でご一緒出来る事をすごく光栄に思います。中江監督が作り出す『嘘を愛する女』は観客が身近に体験しているようなまさに“地続き”の世界観です。ご覧いただく皆さんにはその物語の行き着く先を直感的に感じ、受け取っていただきたいです。

吉田鋼太郎コメント

今作品では、一見ぶっきらぼうで由加利の心情には興味がない素振りを見せるが、どこか放っておけない、だからできる事はしてあげたい、でもそれをうまく表に出せないそんなちょっと不器用な探偵を演じます。長澤まさみさんとの共演も楽しみです。2週間近い今治・尾道でのロケもありますので、気を引き締めていきたいと思います。

ストーリー

その姿は世の女性が憧れる理想像。飲料メーカーに勤め、業界の第一線を走るキャリアウーマン・川原由加利(長澤まさみ)は、研究医で面倒見の良い恋人・小出桔平(高橋一生)と同棲5年目を迎えていた。ある日、由加利が自宅で桔平の遅い帰りを待っていると、突然警察官が訪ねてくる。

「一体、彼は誰ですか?」

くも膜下出血で倒れ意識を失ったところを発見された桔平。なんと、彼の所持していた運転免許証、医師免許証はすべて偽造されたもので、職業はおろか名前すらも「嘘」という事実が判明したのだった。騙され続けていたことへのショックと、「彼が何者なのか」という疑問をぬぐえない由加利は、意を決して私立探偵・海原匠(吉田鋼太郎)を頼ることに。やがて、桔平が書き溜めていた700ページにも及ぶ書きかけの小説が見つかる。

そこには誰かの故郷を思わせるいくつかのヒントと、幸せな家族の姿が書かれていたのだった。海原の力を借りて、それが瀬戸内海のどこかであることを知った由加利は、桔平の秘密を追う事に……。なぜ桔平は全てを偽り、由加利を騙さなければならなかったのか?そして、彼女はいまだ病院で眠り続ける「名もなき男」の正体に、辿り着くことができるのか―。
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