菅野美穂&相武紗季「ビシバシがなかったわけじゃない」「意外と本気」
2016.12.14 20:45
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女優の菅野美穂と相武紗季が14日、都内で行われた映画「恋妻家宮本」(2017年1月28日全国公開)の完成披露舞台挨拶に、阿部寛、天海祐希、富司純子、遊川和彦監督とともに登壇した。
菅野美穂が涙
驚異の視聴率を獲得した『家政婦のミタ』(11年)を初め、『女王の教室』(05年)、『〇〇妻』(15年)など、脚本家として数々の話題作を世に送り続ける遊川監督だが、もともと監督になりたくでこの世界に入ったそう。30何年前、就職せずブラブラしていた時に母からも心配されたことを振り返り、「俺は『映画監督になりたい』と言ったら、母は優しい顔で『お前ならそういうことを言いかねないと思っていた。(母子家庭で貧乏だったから)私がお前に与えられるのは自由だけだから好きになりなさい』と言ってくれた」と明かし、「やっと今日、こうやって舞台挨拶に立てました。もしタイムマシーンがあるなら、今この瞬間を30何年前の母を連れてきて見せたいくらい嬉しくて、今日はめでたい日です」としみじみと吐露。この話を聞いていた菅野は、目にうっすらと涙を浮かべていた。
相武紗季「ビックリしました」
また、自身を「現場で口を出す面倒くさい脚本家」と表現した遊川監督の元で撮影した感想を聞かれると、菅野は「脚本家としての遊川さんお仕事をさせていただいたことがあって、(今回も)こってり絞られるんだろうなあって思って、出演依頼というよりは呼び出しみたいな感じかなと思って現場に行きました」と告白し、「今まで見たことがない私たちをどうやったら引き出せるかって真剣に考えているから、意外と本気だと思いました(笑)」とコメント。「先ほどの遊川さんのスピーチを聞いて…おめでとっ!」と遊川監督を祝福した。一方、「脚本家のときの遊川さんのほうが、もっとズバズバ、ビジバシなんですけど、今回ビシバシがなかったわけじゃないですけど、より穏やかに『もっとできるだろ』って感じがあって、なんだかビックリしました」と目を丸くした相武。そんな2人について遊川監督は、「2人ともまだまだ無限の可能性がある役者だと思うので、そこは頑張ろうよとお願いしたし、見ている人が喜んでくれると信じているから(厳しく)やっているだけです」と打ち明けた。
阿部寛が離婚届を見つけたら?
同作は、息子が独立して25年ぶりに夫婦2人きりで生活することになった中学校教師の宮本陽平(阿部)が、ある日、妻(天海)が隠し持つ離婚届を偶然発見してしまうものの、妻に問いただす勇気もなく、人生について悩み葛藤しながらも教え子や教師仲間と関わる中で家族の在り方について再認識して妻と新たな一歩を踏み出していくというストーリー。もし、実際に妻が隠している離婚届を見つけてしまった時の対応を尋ねられた阿部は、「この映画の主人公は(見つけてから)時間を空けるんですけど、僕はすぐ聞いちゃうと思います。時間を空けると余計やっかいになると思うので、ストレートに聞くと思います」と想像。対する遊川監督は、「実は今日、妻がいるもので本当に困るんですけど…、どういうことだと言いたいけど言えなくて、自分で(離婚届に)書いてそのまま戻して、向こうはどうでるか…」と回答した。
その後、どちらの対応がいいか聞かれた天海だが、「(未婚の)私に聞きますか!?皆さんに聞いてください」と冗談ぽく強い口調で他の登壇者にパス。話を振られた菅野は、「阿部さんのほうが(いい)。遊川さんは脚本家さんなんだなあ」と言い、相武も「私も阿部さん。遊川さんのバージョンはドラマとして新たなサスペンスになりそう」と語った。(modelpress編集部)
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