満を持してリニューアル! 発売から11年、エクセルの「スキニーリッチシャドウ」が愛されるワケ

満を持してリニューアル! 発売から11年、エクセルの「スキニーリッチシャドウ」が愛されるワケ

2026.02.17 11:10

しっとりとなめらかに溶け込む粉質、プチプラコスメとは思えないほどの上質な仕上がりをかなえるエクセルの「スキニーリッチシャドウ」。シーンを問わずに使いやすいカラーで構成された “失敗しない鉄板アイシャドウ”は、お守りのような存在として長きにわたり愛され続けています。

そんなブランドの代表格であるアイテムが、初のリニューアルを実施し、2月17日に「スキニーリッチシャドウ N」として生まれ変わります。新たな一歩を踏み出す「スキニーリッチシャドウ」の“バズりの裏側”を、常盤薬品工業株式会社 商品企画部の河本桃子さんに伺いました。

使いやすさをとことん追求したベーシックなアイシャドウパレット

「スキニーリッチシャドウ」が誕生したのは2015年のこと。当時、エクセルを含むプチプラブランドのアイシャドウパレットは、パープルやブルーなどの派手な色が入ったパレットであることが多く、ベージュやブラウンなどのベーシックなカラーだけで作られたパレットは少なかったのだそうです。

河本さん「どう使っても失敗しない、毎日ついつい手に取ってしまうような“使いやすさ”をしっかり体現するために、企画当時はベージュからブラウンのみに色を絞ることをコンセプトにしていました。3〜4カ月分の在庫を用意していましたが、発売して約2週間で完売してしまうほど、初動からすごく人気のアイシャドウでした」

10年前は、現在のようにSNSで話題になるということがまだ少なかった時代。実際に店頭で商品を手に取って、直感的に使いやすそうとときめきを感じた人が購入していたのではないかといいます。

河本さん「それから口コミがどんどん広がって、2017年に今までの定番色よりも少し鮮やかなピンクニュアンスの『SR06 センシュアルブラウン』を発売したらすごく人気が出まして、『スキニーリッチシャドウ』の知名度もさらに高まっていきました」

「SR06 センシュアルブラウン」は、さまざまなベストコスメを受賞したり、殿堂入りしたりと、多くの人から支持されるカラーとなったのだそう。デビュー後すぐに人気に火がつき、今ではブランドを代表するアイテムとなった「スキニーリッチシャドウ」。支持され続ける理由は、やはり“使いやすさ”だと話します。

河本さん「色も質感も全部ベーシックなことをとにかく追求した商品なので、気ままに使ってもメイクが決まる安心感が『スキニーリッチシャドウ』にはあると思います。毎日しっかり気合いを入れてメイクできれば良いんですけど、朝は時間もないですし、メイクの得意不得意もあるので……。何にも考えなくても使える工夫を詰め込んだアイシャドウであることが一番支持されたポイントだと思っています」

■さらに愛される商品になって欲しいと思いを込めてリニューアルを決意

昨年12月に発表された「スキニーリッチシャドウ」のリニューアルは、大きなニュースとなりました。10年間以上愛され続けてきたエクセルの名品が生まれ変わる背景には、ブランドのアップデートがきっかけとなったのだとか。

河本さん「エクセルは昨年からブランドのアップデートを進めていて、昨年10月には一番の売れ筋であるアイブロウをリニューアルしたのですが、ブランドの代表格とも言える『スキニーリッチシャドウ』のバージョンアップは、ブランドのアップデートを進める上では絶対に必要だとチーム内で考えていました。

10年間ずっと売れ続けてきた商品を今のタイミングで見直すことで、また10年以上愛される商品にできるのではないかとリニューアルに至りました」

欠点など感じさせないほど完成形ともいえるアイシャドウパレットに、リニューアルの必要はないのでは? と思ったファンも多いはず。

実際にチーム内でもリニューアルすべきか、変えない方が良いのでは? という声も上がっていた中、「まだ変えられることが絶対にある」という結論に至ったのだそう。完成までにどんな苦労があったかを聞いてみると、驚きの答えが返ってきました。

河本さん「ブランドの中でも愛用者が桁違いに多い商品なので、改良したところがマイナスに捉えられてしまったり、がっかりさせてしまったりしたらどうしようとプレッシャーはありました。実務面では、4色パレットを7色展開するということで、28色を作る必要があったんですけれども、340回も試作を重ね、自分でも見返してびっくりするくらい膨大なサンプルの改良に力を使いました」

今回のリニューアルで、アイシャドウを初めて担当したという河本さん。色を決めるよりも、質感の調整に苦戦したと話します。

河本さん「『スキニーリッチシャドウ』の使いやすさやしっとり感は本当にご評価いただいているポイントなので、その調整に一番苦労しました。最初はとにかくしっとりさせようとしてみたのですが、しっとりするほどダマっぽくなったり、割れやすくなったりしてしまい、一からやり直したこともありました。

色展開に関しては、メイクに詳しくない人が見たら、1つの色ずつ見ると、もしかすると違いが分からないほど絶妙な差の色もあると思いますが、使うと28色の中には同じ色は一つもないのを分かっていただけると思います。試作の際は色が似ないように調整を繰り返し、色が多いとこんなにも大変なんだなと感じました」

■強みをさらに伸ばした極上のアイシャドウが完成

さまざまな苦労を乗り越え、約2年の企画・開発期間を経て完成した「スキニーリッチシャドウ N」。リニューアルしたポイントを聞いてみると、色展開とツヤ感、密着力という、「スキニーリッチシャドウ」の特徴ともいえる3点が大きく進化したといいます。

河本さん「粉の質感はよりスムースな使い心地に変えています。軽い力でもスルスル伸びる処方を採用したので、色がボケやすく、重ねた時にきれいになじむようになりました。

ツヤ感に関しては、より繊細にしてはいるのですが、右上だけに新しく高輝度なパールを配合しています。これまでも上品でリッチなツヤ感が支持されてきましたが、ギラギラと光ってしまうパールを極力抜いて、なめらかなツヤ感にしたことで、ナチュラルメイクやオフィスメイクの時だけでなく、華やかに見せたい時にも使いたくなる絶妙なツヤ感を目指しました」

河本さん「密着力では、フィットオイル(※1)を新配合し、時間が経ってもヨレにくく、さらにくすまないよう改良したのもポイントです」

色展開は全7色。3色は新色を、4色は既存品から引き継いだものを採用しています。

河本さん「リピーターが多い4色を引き継ぎました。『この色は絶対なくさないで』という声が多かったカラーと新色として入れたいカラーを、カラーチャートでのバランスを見て残すことを決めました」

既存品から引き継ぐカラーが決まったものの、処方を変えたことで発色にも苦労があったと河本さんは話します。

河本さん「見た目の色は既存品と一緒なのに、肌にのせた時の色が変わってしまったり、逆に塗った色は大きく変わらないのに、見た目の色が少し鮮やかになってしまうことがありました。新たな処方を採用して仕上がりも塗り心地も良くはなっているものの、見た目が変わってしまうと『これまでのものと違う』と感じてしまうと思うんですね。それに対して見た目の色をそろえると『前よりも塗った時の色がかわいくなくなった』と感じてしまうと思うので、そのバランス調整が難しかったです」

最終的には塗った時の発色をそろえることを優先し、リピーターからの期待に応える仕上がりになっているのだそう。新たに加わった3色が生まれたエピソードについて聞いてみると、ユーザーからの声が反映されたカラーもありました。

河本さん「新色を入れる上でカラーチャートの真ん中にくるようなニュートラルカラーは絶対に入れようと思い、“迷ったらとりあえずコレ”と手に取れる『SK01 トゥルーブラウン』が一番に決まりました」

河本さん「以前からお客様に『青みのカラーがもっと欲しい』とお声をいただいていていました。確かにこれまでのラインアップは黄みやオレンジ系が多かったんですね。リニューアルを機にブルーベースのメイクが好きな方が一目で使いたいと思えるカラーを作りたいと思い、『SK02 フォギーブラウン』が誕生しました」

河本さん「また、個人的にもラインアップにオレンジ系は絶対に入れたかったので、終売が決まっていた『SR05 ウォームブラウン』と『SR11 ブリックブラウン』の良いところを引き継いだようなオレンジシャドウにしようと生まれたのが『SK05 アプリコットブラウン』です」

こだわりがたっぷりと詰まった7色の中で、どのカラーが一番人気になるのか気になりますよね。コメントでは新色の「SK01 トゥルーブラウン」と「SK02 フォギーブラウン」が気になるという声が多いのだそうです。

最後に河本さんは「発売されてからの10年間で、コスメのトレンドやメイクの流行が移り変わりましたが、『スキニーリッチシャドウ』は使いやすいとご支持をいただき続けてきました。この先の10年でも流行は変わっていくと思いますが、新しい『スキニーリッチシャドウ』が『これさえあれば、困った時に頼りになる』存在で居続けてくれたらとてもうれしく思います」と生まれ変わった「スキニーリッチシャドウ N」への思いを語ってくれました。

リピーターはもちろんのこと、しばらく使っていなかったけどリニューアルを機に注目している……という人も多いはず。“失敗しない鉄板アイシャドウ”からさらにアップデートされた「スキニーリッチシャドウ N」の魅力を、ぜひ自分の肌で体感してみてください。

2月17日発売

エクセル スキニーリッチシャドウ N SK01~07【全7色】

1,650円(税込)

※1 リンゴ酸ジイソステアリル

(撮影・取材・文:吉川夏澄)

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