

【植物療法士おすすめ】ぐっすり眠ってキレイに。睡眠の質を上げる自然で簡単な方法
2025.05.10 17:05
昼間はやる気が出ず、ベッドに入っても寝付けない日々が続く……。それは、春の新生活を乗り越えてきた心身が発するSOSかも。そんな不調の改善におすすめしたいのがハーブを用いたメンテナンスです。薬草薬店「ドラッグストア フィトリート」を営む薬剤師でフランス植物療法士のガロンカオリさんに、ケア法と心地よい眠りへと導く3種を教わりました。
フランスで取り入れられている植物療法って?

「薬理効果のあるハーブをお茶、チンキ、粉末などで摂取する補完医療です。日本における漢方と同じように伝統的な療法になります。ただ、もっと手軽で身近なメンテナンス方法として存在しています」
ハーブの持ち味を活かす2つの淹れ方

「一つ目はアンフュージョンです。熱湯を注いだポットにハーブを入れ、蓋をして5〜10分ほど浸して成分を抽出します。いわゆるお茶の淹れ方と同じ。花、葉、茎といったやわらかい部位を取り入れるのに最適です。長持ちはしないので、その日のうちに飲み切りましょう。根や樹皮、種子、実など堅い部分から成分を摂りたい時は、鍋に水とハーブを入れて煎じます。この方法をデコクションと呼びます。こちらも煮出した日中に飲み切る方がいいですが、2〜3日であれば冷蔵庫での保存も可能ではあります」
いずれも1日500ml程度飲むと変化を実感しやすいそう。
飲むだけでなく外用にも重宝する粉末とチンキ剤

「ドライハーブを粉砕し、パウダーにしたものです。お湯に溶かしていただくだけでなく、お茶、ジュース、スムージーに混ぜてもおいしい。また、カプセルに充填する方法もあります。さらには湿布として使うことも。その場合は少量の水で溶いてペースト状にして患部に貼付しましょう」
もうひとつ、幅広く活用できるのがチンキ剤です。
「アルコールに浸して薬効成分を抽出したものです。水溶性と脂溶性の両成分を効率よく摂取できるのも利点。水に数滴垂らして飲んだり、うがい時にも使用できます。グリセリンと精製水を混ぜると化粧水にもなりますよ」
取り入れ方が分かったところで、いよいよ眠れるカラダづくりにおすすめのハーブをピックアップいただきました。
ヘトヘトの心身を立て直すシベリアニンジン

「精神的な疲れを癒し、ストレス耐性をつけてくれます。さらには記憶力と集中力も向上させ、身体機能や免疫も高めます。根に有効成分があるので、摂取するならデコクションがベスト。また、粉末タイプも多く流通しています。作用が強いので摂取は18歳以上が望ましいです」
フランスでは定番のレモンバーベナ

「カラダを温める働きによって、リラックスモードへと導きます。また、消化を促す作用もあるので、夕食後にお茶を飲むといいですね。胃の負担が軽くなり、眠りやすくなりますから。一方で活気づける力も持っています。朝にペパーミントとのブレンドティーを取り入れると、モチベーションアップにつながりますよ。フランスでは家族みんなで楽しむことが多く、お子さんも安心していただけます」
眠りのためのハーブといえば、バレリアン

「個性が強いにおいはイソ吉草酸によるものです。これこそが日中のタスクをこなして昂った神経を鎮めて、カラダの緊張をほぐし、安眠をもたらします。交感神経が優位になった時だけなく、不安感を抱いた時にも有効。お茶にするならラベンダーやオレンジフラワーといったフローラルなハーブとブレンドするといいです。単体ではチンキ剤やカプセルだと香りを気にせず摂取できますよ」
writer / 松岡真子
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