SPFとPAってなに?今さら聞けない日焼け止めのキホン
2017.07.23 19:00
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日差しの強い季節に欠かせないのが日焼け止め。毎年新しい日焼け止めが発売され、効果や種類は数年前と比べて格段に良くなっています。そんな日焼け止めですが、パッケージやボトルに表示されている「SPF」と「PA」にどんな意味があるか知っていますか?自分に合った日焼け止めを選ぶためにも確認しておきましょう。
そもそも紫外線って何?
SPFとPAは紫外線の種類に大きく関わってくるものです。そのため、SPFとPAを知るためにはまず紫外線がどんなものなのかを理解しないと意味がありません。
紫外線は「A波(UVA)」「B波(UVB)」「C波(UVC)」と3つの種類があります。
A波はお肌の奥深くまで届く紫外線で、肌の内部にシワやたるみの原因となる活性酸素を作り出します。
窓ガラスや雲を通り抜ける性質があるので、室内や曇っていてもお肌に蓄積されてしまうのです。
次にB波。お肌の表面に当たる紫外線で、赤みや炎症を引き起こし、シミやそばかすに変わる性質を持っています。
最後にC波は、B波より有害な紫外線ですがオゾン層で吸収されるため、人体に影響のないものと言われています。
日焼け止めがカット出来るのは、UVAと呼ばれるA波とUVBと呼ばれるB波の2つという事になります。
SPFとは
SPFは「サンプロテクションファクター」を略したもので、これは主にUVBをカットする時間の目安です。例えばSPF50と書かれている日焼け止めは、50時間効果があるということではなく紫外線が当たり始めてから日焼けするまでの速度を50倍遅らせる事が可能という意味なのです。
ただし人によって日焼けするまでの時間は様々で、10分で日焼けが始まる人は500分、20分で日焼けが始まる人は1000分まで日焼け開始を延ばせることになります。
汗をかいたり水に濡れたりすると効果はもちろん落ちてしまうので、確実にこの時間が日焼けしないというわけではありません。
また、数値が高ければ高いほどお肌への負担が大きくなることが考えられるので、常に強いものを塗るのではなくシチュエーションによって使い分けることが大切です。
10分程度の買い物ならSPF15、1時間以上のレジャーならSPF50などお肌の状態にも考慮した使い方をしましょう。
PAとは
PAは「プロテクショングレイドオブUVA」を略したもので、主にUVAをカットする数値を表記しています。PAの効果は「++++」「+++」「++」「+」の4段階に分かれており、+が多い程効果が高くなります。
こちらもSPFと同じようにお肌への負担を考え、シーンによって使い分けをすると良いでしょう。
夏場に紫外線量が上がるUVBに比べて、UVAの紫外線量は1年を通して安定した量が降り注いでいます。
そのため、夏でなくても日に当たる機会の多い人はUVケアをしておくことが大切なのです。
効果の高い物より塗り直しが大切
何度も塗るのが面倒だからと、いつでも効果の高い日焼け止めを使う人がいます。しかし日焼けの観点でもお肌への負担の観点でも、1回だけ効果の高い物を塗るより効果が低くてもこまめに塗り直しをする方が良いと言われています。
特にお肌が弱い人は継続的に強い効果の物を塗っていると、肌状態が悪くなってしまうことがあるので1時間から2時間に1度弱いものを塗り直しましょう。
いかがでしたか?
SPFとPAを理解することで、自分に必要な効果を選ぶことが可能ですよね。
いつも何となく選んでいたという人も、これを機に今年の夏は自分にピッタリのものを見つけてみましょう。
お肌を綺麗に保ち、日焼けからお肌を守るためにも注意しておきたいポイントです。(modelpress編集部)
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