

『べらぼう』壮絶な最期迎えたきよ “もしも…”を想像させるオフショットに「救いがあった」
『べらぼう』38回で喜多川歌麿の愛妻・きよがこの世を去る。演じた藤間爽子と染谷将太のオフショットが大きな話題を集めている。

5日放送の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK)38回では、天才絵師・喜多川歌麿(染谷将太)の妻・きよ(藤間爽子)の壮絶な最期が描かれた。公式SNSでは苦しかった物語とは異なる「もしも」のオフショットを公開、視聴者を喜ばせている。
【今回の投稿】作中とは真逆、明るい2人の姿に...
38回のあらすじ ※ネタバレあり
のちに「江戸のメディア王」と呼ばれる、吉原・江戸の浮世絵版元(出版人)・蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)の生涯を描く本作。
絵師としてますます評価されていく歌麿だったが、愛妻・きよが「そう毒(梅毒)」で床に伏せてしまう。蔦重は医師を手配し見舞いに訪れるも、きよは歌麿と蔦重の様子を見て錯乱、暴れ出す。
蔦重を帰らせたあと、歌麿は弱っていくきよを看病ながら「行かねぇで、おきよさん。お願ぇだから」「俺にはおきよさんしかいねぇよ。置いてかねぇで、ずっと見てっから」と涙ながらに抱きしめた。
ついに悲劇が...
老中首座・松平定信(井上祐貴)が押し進める質素倹約・文武両道の「寛政の改革」によって出版統制令が下されるなか、蔦重はその抜け道を模索していく。
そんなおり、歌麿の弟子・菊麿(久保田武人)が血相を変えて飛び込んで来る。慌てて歌麿のもとを訪れると、すでにきよは亡くなっており、歌麿が一心不乱に横たわるきよを描いていた。
歌麿は「まだ生きてっから。人の顔ってよくよく見てると毎日変わるんだ。1日として同じ日はねぇんだよ。おきよはまだ変わってるから、生きてる」と筆を止めない。
蔦重は「脈がねえんだから生きてねえんだよ」と歌麿を無理やり引き剥がし、弟子たちに指示してきよの遺体を運ばせた。「お前は鬼の子なんだ。生き残って命 描くんだ。それが俺たちの天命なんだよ」と諭したが、歌麿は怒りを爆発させ、泣きながら蔦重を殴り飛ばした。
クランクアップシーンを公開
孤独な人生を歩んできた歌麿がついに出会った、運命の相手・きよだったが、壮絶な最期を迎えた。
公式SNSではクランクアップシーンを公開。演じた藤間は「撮影はあっという間でしたけど、新婚生活もちょっと短かったですが、幸せな時間もツラい時間も歌麿さんと一緒に過ごすことができて幸せでした」と笑顔で撮影を振り返った。
視聴者からは「べらぼう見てて初めて泣いた...。歌がやっと掴んだ幸せだったのに...おきよさんもこんな歌を置いて死にきれん気持ちだったろう...」「藤間さん、悲しくて切ない役、胸を打たれました。ありがとうございました」「今日のシーンが衝撃すぎて、この動画も正視できない」との声が寄せられている。
“もしも”のオフショットに反響
また、楽しそうに両手を上げるきよと笑顔でダブルピースをする歌麿の、“もしもきよが元気だったら...”を想像させるオフショットも公開された。
作中での、病に苦しむきよとなにもできずにもがく歌麿の姿とは対象的なはつらつとした2人に、視聴者からは「オフショットに救いがあったので何とか明日仕事に行ける」「これが...これが歌の見ていた世界なのか...(元気いっぱいおきよさん)!」「本編が辛すぎて...このオフショットの世界線に逃げ込みたい」と喜びの声が殺到していた。
藤間も「寂しいです」
前回から匂わせてはいたものの、予想以上のあまりにも悲しい結末を迎えたきよ。藤間も自身のSNSで「今日会う人みんなに悲しい悲しいと言われてます。私も寂しいです! 来週からはまた視聴者として歌さんの行く末を応援します。ありがとうございました」と触れていた。
この言葉通り、来週以降も歌麿の物語は続いていく。
歌麿ははのちに「美人画の大家」となる。これから作中で歌麿が描くだろう美人画には、最愛の人・きよの面影が残っているのだろうか。筆者はイチ視聴者としてその点にも注目していきたい。
【今回の投稿】“もしも”を想像させるオフショット
https://twitter.com/berabou_nhk/status/1974804693168869583
(文/Sirabee 編集部・サバマサシ)
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