

『あんぱん』“毒舌”佳保ちゃん登場回、親戚から怒られていた… 脚本家の裏話に「笑ってしまった」
朝ドラ『あんぱん』脚本を手がけた中園ミホ氏が、『あさイチ』のインタビューで、自身をモデルにした少女・佳保の毒舌ぶりの理由について明かしている。

NHK連続テレビ小説『あんぱん』の脚本を手がけた中園ミホ氏が、18日放送の『あさイチ』にVTR出演。
ネットを一時騒然とさせた、自身をモデルにした少女「中里佳保」の登場回について、親戚から怒られていたことを明かした。
毒舌で驚かせる
小学4年生の少女・佳保(永瀬ゆずな)は、嵩(北村匠海)の詩集「愛する歌」に心を救われ、ファンレターを出したことがきっかけで、嵩と交流を持つように。
祖父とともに柳井家を訪問すると、「家があんまりボロだから固まってただけ」「サイダー、ないの?」「お客さんが来たのにケーキとかじゃなくてあんパン出すんだよ? お金なくて大変なんだよ」「この程度なら私にも書けるかも」と毒舌を繰り広げて嵩らを驚かせた。
「なんであんな子にしたんだ!」
中園氏は、子供時代に実際に、やなせたかしさんと文通をしており、佳保は中園氏自身をモデルにしたキャラクターだった。
中園氏は「本当、申し訳ありませんでした。親戚とかに叱られちゃって。『なんであんな子にしたんだ!』って...」と親戚からクレームが届いたことを打ち明ける。
「さすがに、私はあそこまで失礼な子ではなかったんですけれど。でも詩を愛する子供が、みんな天使のように清らかでお行儀のいい子とは限らないですよね」と話す。
続けて「もし、ああいう失礼な子が来たとしても、やなせさんは、ああいうふうに優しく迎えてくれる人だっただろうな、とか。つい、ちょっとお行儀の悪い失礼な子に書いてしまったんですけど...」と意図を明かした。
大吉「分かってましたよ」
鈴木奈穂子アナウンサーによると、「あの日、8時16分ぐらいに親戚の方から電話がかかってきて、『なんであんな書き方をしたの』って怒られたっておっしゃってました」と、中園氏がドラマの放送直後に叱られていたことに言及。
MCの博多大吉は放送当時、佳保の毒舌ぶりに「僕なら耐えられないなと思って。『ファンです』ってやって来た子供が...あんなん言われたら。『家ボロいですね』って言われたら...。サイダーは僕は買わないなと思いながら...」などと話していた。
しかし、中園氏の話に「『あんな子が来ても、やなせさんのご夫婦は優しいんだよ』と。分かってましたよ、先生。朝ドラ受けでは時間がなくて、言えずにすみませんでした」と頭を下げて笑わせていた。
「笑ってしまった」「嵩が気の毒だったので...」
中園氏のエピソードに、Xでは視聴者から「佳保ちゃんを悪く描きすぎだと親戚に叱られたとかちょっと笑ってしまった」「親戚に叱られたそう。そ、そうでしょうね...」「親戚に怒られたのか...(笑)親戚さん、視聴者の気持ち代弁してくれてありがとう...あれは流石に嵩が気の毒だったので...(笑)」との声が。
また、「親戚に文句言われてたんなら納得できたわ。あくまで中園さんの解釈ってだけ」「確かに、詩を愛する子供が皆、お行儀がいいわけではないけど(笑)」「自分がモデルなのに『礼儀正しい頭の良い子供キャラ』にするよりよほどいいと思うんですけどね」と納得する人もみられた。
筆者も、さすがになぜ、わざわざこんな毒舌キャラにしたのかと驚いたのだが、そこにしっかりと意図があったのだと理解できた。話は聞いてみるものだと思った。
執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)
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