『海ダイ』本当の「ダイヤモンド」とは… 鉄平が端島と自宅に残した“朝子への想い”に大号泣
『海に眠るダイヤモンド』最終話でついに鉄平の足取りが判明。朝子を想い続けた彼が「残したモノ」が明かされ、視聴者の涙腺を刺激した。
22日、最終話が放送された『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)。消息を絶っていた端島の青年・鉄平(神木隆之介)が朝子(杉咲花)に残した「想いが詰まったモノ」が明かされ、号泣する視聴者が続出している。
鉄平が駆け落ち? ※ネタバレあり
昭和の高度経済成長期の長崎県・端島から2018年の東京につながる、そこに住む人々の愛・友情・家族の物語を綴ってきた本作。
朝子と両思いだった鉄平だが、亡き兄・進平(斎藤工)の妻・リナ(池田エライザ)とその息子・誠と駆け落ちして、そのまま消息を絶つ。その足跡を、現代のホスト・玲央(神木)と朝子こといづみ(宮本信子)の孫達が調査してきたが、最終話では「なぜ鉄平がリナ・誠と駆け落ちしたのか」壮絶な真実が明かされていく。
リナの過去
いづみの秘書・澤田(酒向芳)はじつは誠で、鉄平が失踪した理由を語っていく。
リナは福岡の興行主(ヤクザ)に追われ端島に逃げてきていた。そんなリナを追ってきたのが炭鉱夫に混ざっていた「小鉄」こと門野鉄(若林時英)で、リナを襲った小鉄を進平が拳銃で撃ち殺してしまう。
その後、進平は炭鉱の事故により亡くなり、兄の代わりにリナを支えてきた鉄平もその事実をリナから伝えられ、苦悩する日々を過ごしていく。
失踪の真相
1965年、炭鉱事故を経て新たな石炭層の採掘に成功し端島が復活したそのとき、鉄平は朝子にプロポーズすべく、待ち合わせをした朝子のもとに花束を持って向かう。
しかしその道中でリナから「誠がさらわれた」と告げられてしまった。誠をさらったのは小鉄の兄貴分で、連絡が途絶えた小鉄を探し端島に侵入、荒木家を見張っていたのだ。
兄貴分を呼び出し、誠とリナを守るために「自分が小鉄を殺した」とウソをついた鉄平。スキをつきその場をなんとか逃げ延び、リナ・誠と小舟で島から去っていった。
その後の鉄平達は...
端島、朝子に迷惑をかけないよう連絡を絶った鉄平達。リナと誠は母・ハル(中嶋朋子)と生活し、鉄平は追手から逃げるよう各地を転々とする日々を送る。
何度も朝子に手紙を綴り届けようとしたが、そのたびに追手が迫り、手紙を破棄し続けた鉄平。朝子は鉄平を忘れるように食堂の料理人だった池ヶ谷虎次郎(前原瑞樹)と結婚、子宝にも恵まれ幸せな人生を歩んでいく。
1973年に端島の閉鎖が報じられ、鉄平は幼なじみ・賢将(清水尋也)のもとを訪れた。連絡を絶っていた鉄平への怒りを爆発させながらも心配する賢将に、鉄平は端島と朝子の状況を確認したあと自身の日記を託す。
そのとき、カバンのなかに新聞紙に包まれた筒のようなものを見つけた賢将は「大根?」と尋ねると、鉄平は「大根なんか持って歩くわけないだろ、ダイヤモンド(だ)」と告げた。
鉄平といづみと交わる
追手から逃げ続けた鉄平だったが、2018年、ついに朝子(いづみ)と交わる瞬間が。端島(軍艦島)を玲央と訪れたいづみ、案内人の好意で本来は立入禁止の居住区に足を踏み入れる。
そこで「10年以上前に荒木鉄平らしき外勤の人を乗せた」と案内人は言及。「上の方の階に置いてくる、取りにじゃなく置いてくるってなんやろって思ったらダイヤモンド」と鉄平らしき人物が「ダイヤモンド」を置いていたと明かすと、いづみはなにかを思い出し走り出す。
朝子がほしがっていた「ダイヤモンド」は黒いダイヤ・石炭ではなくガラス細工・ギヤマンの花瓶で、端島に置かれたダイヤモンドとは「鉄平が作ったギヤマンの花瓶」だと気づいたからだ。
晩年の鉄平は...
その後、案内人から鉄平の住所を聞いた玲央といづみは、鉄平が1人で晩年を過ごした、長崎市に寄付した一軒家を訪れた。
8年前に亡くなった鉄平は、各地を転々としたあと1990年に長崎に一軒家を購入。ボランティア活動に従事し、端島の外勤だったころのように「老人や親御さんが忙しい子供達の話し相手をする活動」に励んでいたという。
庭には一面のコスモスが咲き誇り、その先には端島が。朝子の夢だった「(端島のビルの)屋上いっぱいのコスモス」を鉄平は忘れていなかったのだ。
あったかもしれない「幸せ」
鉄平が残した「朝子への想い」を知ったいづみは、“あったかもしれない”当時の自分達の幸せな日々を思い描く。朝子に「私の人生はどがんでしたかね」と聞かれたいづみは「朝子はね、気張って生きたわよ」と笑顔で返す。
そのなかで鉄平は朝子に「結婚してください」とついにプロポーズ、朝子は「はい」とうれしそうに頷いていた。
視聴者も大号泣
鉄平の「朝子への想い」が詰まったギヤマンの花瓶とコスモス畑。視聴者からは「ギヤマンの花瓶を置いてきた場所は、かつて端島の島民が暮らした集合住宅の上階。所帯を持つ人が入居できる部屋。朝子と暮らすはずだった場所」「鉄平でも石炭でもギヤマンでもなく、そこで生きた人々の記憶が何よりも輝くダイヤモンドだったんだ」との声が。
また「(主題歌の)ねっこが流れてコスモス越しの端島で爆泣き。全員幸せだった頃のままでのプロポーズ場面が最高でした。朝子の頑張りやギヤマンのきらきら感に涙腺崩壊」「ギヤマンを持ち歩いて端島が見える場所に秋桜畑を作って、最初から最後まで、あまりにも鉄平の愛が深すぎて、泣けちゃう」と号泣した視聴者も続出している。
(文/Sirabee 編集部・サバマサシ)
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