

【万博】予約なしでも最高の思い出を! ラスト1カ月は「イベント&ナショナルデー」を楽しむ
閉幕まで大混雑となりそうな大阪・関西万博。パビリオンの予約がますます難しくなる中、注目したいのが「イベント」です。特に、ほぼ毎日行われる「ナショナルデー」では、公式セレモニーに加え、各国の特別なステージイベントやパレードも!※画像:筆者撮影
閉幕が迫り、ますます大混雑が予想される大阪・関西万博。パビリオンの予約が困難になる中、チェックしたいのがイベント情報。
各国の文化を深く知り、国際親善を目的としてほぼ毎日開催される「ナショナルデー」では、メイン会場となるナショナルデーホール「レイガーデン(EXPO National Day Hall)」で公式セレモニーが行われ、一般の来場者も参加できます。
また、パビリオン前での特別なステージイベントや、大屋根リング下で行われるパレードなど、会場全体が1日中お祝いムードに包まれます。こうしたイベントは、各国の文化や雰囲気を肌で感じる絶好の機会です。
今回はオーストラリアのナショナルデーを中心に、予約なしでも時間を合わせれば楽しめるイベントの魅力をご紹介!
記事の後半では今後のナショナルデーの予定や確認方法も解説しますので、ぜひ万博を訪れる際は「イベント」もチェックしてみてくださいね。ナショナルデー以外にも、会場内のステージでは定期的にイベントが開催されます。こちらも要チェックです。
「ナショナルデー」には厳かで華やかな公式セレモニーを実施。一般観覧もOK
ナショナルデーには、「レイガーデン(EXPO National Day Hall)」でセレモニーが開催されます。国内外からの賓客が出席し、国旗掲揚やスピーチが行われた後、伝統舞踊や音楽などの文化プログラムが実施されるのが一般的です。実は、このセレモニーには一般来場者も当日並んで参加できます。
ただし、賓客や招待客の数により、入場できる人数や並び始めるべき時間は当日でないと分かりません。30分前でも入れる時もあれば、後述するオーストラリアのように、開始の1時間半前に入場が締め切られたケースもあります。参加を希望する場合は、早めに会場の「レイガーデン」へ行き、状況を確認しましょう。
オーストラリアのセレモニーでは、国旗掲揚とスピーチの後、現代サーカス集団「CIRCA(サーカ)」のパフォーマンスや、先住民ヨングル族の音楽とサーフロックを融合させたライブが披露されました。
また、オーストラリアのパビリオン前のステージでは、オーストラリア連邦総督サム・モスティン氏のスピーチに続き、AFL Japan×大阪ディンゴーズによるフットボール体験イベントも。
さらに、オーストラリア発のアニメ『ブルーイ』の特別コンサートもステージで開催され、生演奏に合わせて、オーストラリアの子どもたちがパーティーで行うボール遊びを楽しんだり、アニメの主人公「ブルーイ」と妹の「ビンゴ」が登場するなど、子どもたちの笑顔があふれて、会場は大盛り上がり!
オーストラリアのポピュラーなお菓子「ラミントン」や「ベジマイトスクロール」の無料配布もあり、1日を通じてお祝いムード満点でした。
ただし、パビリオンの見学は予約した人のみで、この日は当日並んでの入館はお休みでした。ナショナルデーはパビリオンの対応がイレギュラーになることがあるため注意しましょう。
ナショナルデーのパレードは必見! 大屋根リング下がお祭りに
筆者が万博ですっかりファンになってしまったウズベキスタンのナショナルデー(8月17日)では、パレードを見に訪れました。パレードの開始前には、会場である大屋根リング下で通行規制が入ります。
この日は、「レイガーデン」からスタートし、ウズベキスタンのパビリオンまでパレードが行われました。華やかな民族衣装に、日本ではあまり見ることのない楽器演奏や演舞は、異国情緒満点。パレードは時間を合わせれば見学しやすいため、ぜひチェックしてみてくださいね。
「コロンビア」では賓客の来日にあわせ「レイガーデン」で文化イベントを開催
南米コロンビアはナショナルデーではなかったものの、賓客の来日に合わせて「コロンビア:文化を過ごす午後“美の国コロンビア”」が「レイガーデン」で実施されました(9月6日)。
賓客のスピーチの後、コロンビアのパストで開催される「黒と白のカーニバル」をテーマにした音楽と踊りが披露されました。
来場者が配られた旗を振ると、会場全体が1つになるゴキゲンな雰囲気。「さすが南米」というノリノリの雰囲気にもお国柄が感じられる見応えのあるイベントでした。
人種や文化の多様性をたたえる黒と白のカーニバルは、2009年にUNESCO(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録されたとあって、映し出される映像を見て現地へ旅をしたくなったほど。
このイベントも予約不要で、当日に並んで入場する形式でした。実は、各パビリオンではさまざまなワークショップやイベントが実施されており、これらを知っていると万博の楽しみが大きく広がります。
今後のナショナルデーは? イベント情報はどこでチェックする?
今後も、ナショナルデーはほぼ毎日開催されます。各国がどのような催しを実施するかの情報は、アプリ「EXPO2025Visitors」の「今週のナショナルデー&スペシャルデー」で確認するといいでしょう。
万博会場には、屋外のステージや屋内型のイベントスペースもあり、さまざまな催しが開催されます。これらもアプリ「EXPO2025Visitors」の「イベント」に、日ごとに情報が掲載されます。先に紹介したコロンビアのイベント「文化を過ごす午後“美の国コロンビア”」もこちらに掲載がありました。
特定の国の情報がほしい場合は、Xでその国のパビリオンをフォローしておくと、イベント情報が流れてくることもあります。
細かく見ると、パビリオン主催のイベントやワークショップ(パビリオン内の会議室や会場などで行われることも)が多く開催されているのに驚かされます。これらの受付はパビリオン入場とは別になるので、検討してみるのもいいでしょう。
また、パビリオン前にステージがあるところでは、生演奏や伝統舞踊、イベントなどを実施しており、これらを楽しむのもおすすめです。マレーシア(民族舞踊)、タイ(民族舞踊)、スペイン(フラメンコ)、オーストラリアではオーストラリア産の食材を使った料理のデモと試食体験なども開催されました。
定員が設定されていたり、事前予約が必要なものもありますが、当日並んで、あるいは通りすがりに気軽に楽しめるイベントも多数あります。ぜひ予定をチェックして、あるいは一期一会の出会いを大切に、万博を楽しんでくださいね。
執筆者:村田 和子(旅の準備・お得・便利ガイド)
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