デートで隠してる一面がバレた!? 旅行中にカップルがケンカする理由と解決策

恋人ができて日々ラブラブなデートを重ねていると、「旅行にでも行こうか」という話は当然持ち上がります。そしていざ旅行へ行ってみると、大ゲンカに！　あなたにも心当たりがあるのではないでしょうか。
でも、なぜせっかくの旅行でケンカをしてしまうのでしょうか。その理由がわかれば、少しはケンカを減らせるかも！？

■旅行中にケンカするカップルは70%以上！
20～30代独身男女194人にアンケートを行ったところ、70％以上が「ケンカをしたことがある」と回答しました（ファストアスク調べ）。イギリスでは2週間旅行に行くと2回はケンカするというデータもあるようなので、1週間で1回が基本なのでしょう。
働き者の日本人にしたら1週間のカップル旅行などなかなか行けませんから、1泊2日が基本でしょう。その短い期間でケンカをするということは、気まずい時間から仲直りの時間まで考えると、旅行の3分の1くらいはケンカにとられてしまうことになるかもしれませんよね。これって、お金も時間も損していることにならないでしょうか！？

■普通のデートではバレない一面がバレる

ケンカの原因になるのは、普通にデートをしていればバレないことが旅行へ行くとバレてしまうからです。メイク前とメイク後の顔の違いに驚かれ、お手入れやメイクにかける時間が長すぎて、彼が退屈してしまう可能性も大。お風呂の時間が長すぎて待ちくたびれる、布団での寝相や朝寝坊でぐうたらなところも、すべてチェックされてしまうわけです。女性ばかりではなく男性だって、普段見せないプライベートな部分を見せるわけですから、あなたが愕然とする場合もあるかもしれません。
でも、ここでイライラしていては、結果的に長続きしないカップルと言えそう。生活リズムの違いは合わせる必要もありますが、素の状態を見せて嫌われるなら、一緒にいても窮屈になるだけです。

■威張っていた相手の“本当の実力”が見える

昔よく起きた現象で「成田離婚」というのがありました。新婚旅行をしていて相手に失望を感じることが起き、成田に着いた途端離婚するというもの。一番の原因は「頼もしいはずの彼が頼りにならなかった」わけです。外国語が話せると思っていたら、まったく話せなかったとか、地図が読めない、トラブルが解決できないなどなど。過度な期待をした側も問題ですが、普段偉そうなことを言っている人ほど、こういうときに真価が問われ、正体がバレてしまうわけです。
もちろんこれも男女問わず、起こり得ることです。普段からなんでも豪語する癖のある人は、いざというときのためにも少し控え目にしておいたほうがいいかもしれません。

■楽しみたい！という気持ちは同じ。だからこそ価値観の違いが火花の元

旅行というのはお金もかかりますし、時間も限られています。そうなると普通のデートよりも、「楽しみたい！」という気持ちが強くなるんですよね。それはあなたも彼も同じです。
問題は、そこで価値観が違うと衝突。グルメの彼なら食べることばかり考え、歴史が好きなら、遺跡を回りたくてうずうず。そこでバラバラに行動するなら最初から一緒に来なければいいし、どちらかが妥協して相手に合わせると、妥協した側は時間をムダにしたような感覚。楽しみたかったのに、つまらない時間が増えます。

これも思いやりひとつで解決すると思いますがどうでしょうか。
ギブアンドテイクで、「今度は僕が君につき合うよ」と言ってくれれば、少しは気も収まるはずです。さらには「彼がグルメなら、私もグルメになってみよう」と、相手の好みに合わせられれば、この先もきっとうまくやっていけるでしょうね。
もちろん、相手の趣味を尊重して、「旅行中バラバラに行動しても気にならない」というのもアリ。むしろ私はこっちのほうですね。

旅行というのはハプニングやトラブルの連続ですし、そこで誰かが何とかしてくれるものでもありません。旅行中は特に「どっちの責任か」を口論する場合が多いんですが、これを突き止めたところで問題解決にはならないんですよね。
そこで少しでも「私が○○しておけばよかった、ごめんね」と言えば、彼も自分の責任だと言い始めるでしょう。旅行中のケンカがいい思い出になっているカップルなら、万事安泰。でも最悪の旅行とならないために、相手に合わせたり思いやる気持ち、妥協も必要です。「彼の頼りなさを知ったから、私が強くなる」、これくらいたくましいくらいで、ちょうどいいのです。

（鈴木ナナ）