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街中が黄色に染まる、ノルウェーのイースターの過ごし方は?
2014.04.17 11:06
提供:マイナビウーマン
ノルウェーではイースターの時期が近づいてくると、店頭のデコレーションが少しずつ「黄色」で彩られ、人々は「もうすぐイースター休暇だね♪」とウキウキしはじめます。
「復活祭」とも呼ばれるイースターは、一度亡くなったとされたイエス・キリストの復活を祝う、宗教的にも大事な祝祭日。2014年は4月13、17~21日の周辺に人々は休暇をとります。ノルウェーの人々はこの期間、どのように過ごしているのでしょうか?
■ランチョンマットやキャンドルも「黄色」で統一
ノルウェーでは、季節やイベントごとにテーブルコーディネートに定番カラーがあるのが一般的。イースター前になると、インテリアショップ、文房具コーナーが充実している本屋では、黄色の雑貨を売り始めます。
パステルカラーのピンクやグリーン、紫色も見られますが、主役は黄色。黄色は多くの国に共通してイースターのシンボルカラーとされており、喜びや幸福を意味する「太陽」を象徴するとされています。
イースターで欠かせない「ゆるキャラ」といえば、「イースターバニー」と呼ばれるウサギ、黄色のヒヨコです。小さな置物からチョコレートまで、さまざまな商品のウサギやヒヨコが登場します。また、「イースターエッグ」という卵も欠かせないアイテムです。
子どもたちは空洞にした卵の殻に絵の具でペイントして部屋に飾ります。新しい生命を意味する卵は、元来イエス・キリスト復活のシンボルとされてきたのです。
■スキー&丸太小屋でのんびりしながら犯罪小説に浸る!?
ノルウェーでは、イースターになると街中がいつもより静かになります。この時期は街中がまさに「民族大移動」ともいえる行動をとるためです。人々は我が家を離れ、こぞって海外へバカンスに行ったり、山でスキーをしたり、「ヒュッタ」と呼ばれる丸太小屋の別荘や実家で休暇を楽しんだりします。
4月といえば春ですが、山にはまだ雪が残っており、雪解け前の最後のスキーシーズン。このときに欠かせないお供が「犯罪小説」です。1920年代以降、ノルウェーの出版業界が「イースターは丸太小屋で犯罪小説」と宣伝に力を入れ始めたことをきっかけに、国民の間で自然と習慣化されました。
テレビやラジオでも、犯罪や探偵シリーズのストーリーが放送・放映されます。
■イースターでは何を食べるの?
ノルウェー人がイースターに大量消費するものといえば、まずはチョコレート! 紙やプラスチックでできたイースターエッグの中に、チョコレートをたくさん詰めて、休暇中に少しずつ食べます。
スーパーマーケットでは、黄色でヒヨコが描かれた限定チョコレートがずらりと陳列。最近では「イースターコーヒー」、「イースターティー」、「イースタービール」という、黄色のパッケージが目印のイースター限定の飲みものも登場してきました。
ノルウェー人はコーヒーが大好きなので、自分や家族へのプレゼントとしても人気。また、オレンジや羊肉料理も定番です。
ノルウェーでは、イースターの宗教的な意味合いは薄れてきており、人々にとっては約1週間のうれしい中期休暇。会社も学校も含めて、社会全体が「のんびりとしたバカンス状態」となります。
この期間、観光スポットや飲食店は休業、もしくは営業時間が短めのところが増えますが、反対に休暇後は関連商品が一気にセール価格となるので、かわいい黄色の生活雑貨やイースター限定の食べものがお得な価格でお土産として購入できます。
ノルウェー語では、イースターは「ポースケ/Paske」、「すてきなイースターをお過ごしください」は、「グー・ポースケ!/God paske!」といいます。雑貨商品にもよく記載されている単語なので、目印にしてみてください。
※「Pakse」の「a」はノルウェー語表記では文字の上に小さな丸がつきます。
●文・写真 鐙麻樹
「復活祭」とも呼ばれるイースターは、一度亡くなったとされたイエス・キリストの復活を祝う、宗教的にも大事な祝祭日。2014年は4月13、17~21日の周辺に人々は休暇をとります。ノルウェーの人々はこの期間、どのように過ごしているのでしょうか?
■ランチョンマットやキャンドルも「黄色」で統一
ノルウェーでは、季節やイベントごとにテーブルコーディネートに定番カラーがあるのが一般的。イースター前になると、インテリアショップ、文房具コーナーが充実している本屋では、黄色の雑貨を売り始めます。
パステルカラーのピンクやグリーン、紫色も見られますが、主役は黄色。黄色は多くの国に共通してイースターのシンボルカラーとされており、喜びや幸福を意味する「太陽」を象徴するとされています。
イースターで欠かせない「ゆるキャラ」といえば、「イースターバニー」と呼ばれるウサギ、黄色のヒヨコです。小さな置物からチョコレートまで、さまざまな商品のウサギやヒヨコが登場します。また、「イースターエッグ」という卵も欠かせないアイテムです。
子どもたちは空洞にした卵の殻に絵の具でペイントして部屋に飾ります。新しい生命を意味する卵は、元来イエス・キリスト復活のシンボルとされてきたのです。
■スキー&丸太小屋でのんびりしながら犯罪小説に浸る!?
ノルウェーでは、イースターになると街中がいつもより静かになります。この時期は街中がまさに「民族大移動」ともいえる行動をとるためです。人々は我が家を離れ、こぞって海外へバカンスに行ったり、山でスキーをしたり、「ヒュッタ」と呼ばれる丸太小屋の別荘や実家で休暇を楽しんだりします。
4月といえば春ですが、山にはまだ雪が残っており、雪解け前の最後のスキーシーズン。このときに欠かせないお供が「犯罪小説」です。1920年代以降、ノルウェーの出版業界が「イースターは丸太小屋で犯罪小説」と宣伝に力を入れ始めたことをきっかけに、国民の間で自然と習慣化されました。
テレビやラジオでも、犯罪や探偵シリーズのストーリーが放送・放映されます。
■イースターでは何を食べるの?
ノルウェー人がイースターに大量消費するものといえば、まずはチョコレート! 紙やプラスチックでできたイースターエッグの中に、チョコレートをたくさん詰めて、休暇中に少しずつ食べます。
スーパーマーケットでは、黄色でヒヨコが描かれた限定チョコレートがずらりと陳列。最近では「イースターコーヒー」、「イースターティー」、「イースタービール」という、黄色のパッケージが目印のイースター限定の飲みものも登場してきました。
ノルウェー人はコーヒーが大好きなので、自分や家族へのプレゼントとしても人気。また、オレンジや羊肉料理も定番です。
ノルウェーでは、イースターの宗教的な意味合いは薄れてきており、人々にとっては約1週間のうれしい中期休暇。会社も学校も含めて、社会全体が「のんびりとしたバカンス状態」となります。
この期間、観光スポットや飲食店は休業、もしくは営業時間が短めのところが増えますが、反対に休暇後は関連商品が一気にセール価格となるので、かわいい黄色の生活雑貨やイースター限定の食べものがお得な価格でお土産として購入できます。
ノルウェー語では、イースターは「ポースケ/Paske」、「すてきなイースターをお過ごしください」は、「グー・ポースケ!/God paske!」といいます。雑貨商品にもよく記載されている単語なので、目印にしてみてください。
※「Pakse」の「a」はノルウェー語表記では文字の上に小さな丸がつきます。
●文・写真 鐙麻樹
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