「凪メンタル」の若者たち 「計画的発散消費」を楽しむ《SHIBUYA109lab.所長の#これ知ってないと気まずい》

今の若者が大事にしているもの、それは強く揺れ動かない、穏やかな心の状態です。SHIBUYA109lab.では、若者のこのような動向を「凪(なぎ)メンタル」と呼んでいます。風がやみ、水面が静かに落ち着いた状態を凪と言いますが、彼らはまさにその凪のような精神状態でいられることを重視しているようです。
予定された刺激
感情の起伏の波を必要以上に作りたくない、そしてそれを人に見せたくないという気持ちから、常に自分の精神状態を穏やかに保とうとする傾向があります。日々の行動や感情において高いセルフコントロール意欲を持ち、場合によっては人間関係においても、あえて一定の距離を保つ姿勢が見られます。深い関係性を築かないというよりも、自分の心を乱さないための選択と言えるでしょう。
この凪メンタルは、消費行動や職場でのコミュニケーションなど、様々な場面で発揮されています。たとえば消費の分野では、凪メンタルを保つための「計画的に感情を発散する消費」が特徴的です。
近年、若者の間で「激辛フード」や「ホラー映画」がトレンドとなっています。その背景には「自分でコントロールできる場所や時間の中で、感情を発散したい」という欲求があります。
日々はできるだけ凪を保って過ごしたい。しかし、ときには思い切ってハメを外したくもなる。その矛盾する気持ちを、彼らは「いつ・どこで」を自分で決めることで解消しています。感情が大きく揺れることを前提に、あらかじめ心構えをしたうえで楽しむ。突発的な刺激ではなく、予定された刺激だからこそ、安心して感情を解放できるのです。
電話が凪を脅かす
職場のコミュニケーションにおいても、凪メンタルの影響は顕著に表れています。若者が電話でのコミュニケーションを嫌がる理由の一つは、電話が凪を脅かす存在だから。私たちが実施した「Z世代と上司世代の仕事観ギャップに関する調査」では、なるべく避けたいコミュニケーションの上位に「電話」が挙がりました。
一方で、40代以上の上司世代はチャットを避ける傾向があり、世代間で大きなギャップが見られています。電話は予告なく突然かかってきます。その瞬間、凪は乱されます。さらに、相手の凪も乱してしまうかもしれないという思いから、電話をかけることにもためらってしまうのです。
最近はチャットで「今から電話していいですか?」と事前確認することも多いのではないでしょうか。効率の問題というよりも、突然電話するのはペースを乱してしまうかもしれないと相手を思いやる気持ちから生まれています。
今後は、凪を乱したくない若者たちが、安心して、そして安全に感情やストレスを発散できるアクティビティーや、心の安定を前提とした職場環境が、より一層求められていくのではないでしょうか。凪メンタルは単なる若者たちの気質ではなく、現代社会における新たな生き方の選択なのかもしれません。

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