伊藤忠商事ブランドマーケティング部門 小売り起点の事業創出、IPを再強化
2026.01.20 06:27
提供:繊研plus
伊藤忠商事繊維カンパニー・ブランドマーケティング部門は26年、小売り起点での事業創出やキャラクター・IP(知的財産)ビジネスの再強化、既存事業の磨き上げで収益を高める。
百貨店やGMS(総合小売業)市場の縮小に伴い、有力小売業やセレクトショップなどとの連携を深めている。マッシュホールディングスとはレスポートサックジャパンの株式を共同で取得。アンドエスティHDグループとは、カリマーインターナショナルの株式を共同で取得し、英アウトドア「カリマー」に加え、米のタンブラー「ミアー」を導入。「今後さらにブランドを増やし、事業を大きくする」と岡村俊明執行役員同部門長。「ヴィヴィアン・ウエストウッド」でも新会社を設立するなど、有力企業と共同で会社を運営し収益を増やす〝ハンズオン経営〟を強める。
ブランド導入では、米ウォーターボトル「オワラ」や米アウトドア「ケルティ」、仏「セントジェームス」などを加え、今後大型案件もありそうだ。
大阪・関西万博の「ミャクミャク」での成功を生かそうとIPビジネスやキャラクター事業にも力を入れる。27年3月から横浜市で開かれる「国際園芸博覧会」ではマスターライセンスオフィスを開設し万博で得たノウハウを生かす。
海外市場開拓も柱の一つ。「アウトドアプロダクツ」は中国を軸に市場を開拓し、海外売上高(小売りベース)は180億円規模に成長した。今後は東南アジアや近隣諸国に広げる考え。コロネットの「カラー」もアジアや欧州などでの販売を強める。課題は、百貨店販路が苦戦するジョイックスコーポレーションやレリアンの立て直し。経営の低重心化をさらに進め、「売れる商品を作る」などして収益を改善する。
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