ビームスジャパン パリで〝多彩な日本〟を発信
2025.12.05 06:26
提供:繊研plus

【パリ=松井孝予通信員】ビームスは「ビームスジャパン」で、パリ中心部レ・アールのコンセプトストア「イラッシャイ」で期間限定店を開いた。パリでのイベントは9年ぶり。イラッシャイは、日本各地の特産物やライフスタイルグッズ、喫茶店と名付けたカフェや食堂、グルメなレストランを併設する複合店で、高感度層のパリジャンに人気がある。その商品構成や編集力はビームスジャパンとの親和性が高い。
ビームスのブランドカラー、オレンジののれんが迎える1階のガラス張りの円形スペースには、ウェアやスカーフ、バッグ、工芸品など200点以上が並んだ。ビードロをはじめとするガラス製品や手描きの陶磁器、作家による抹茶わん、横尾忠則のアートプレートなども揃え、日常使いの器や雑貨からクラフトアートまで多様な商品と価格帯を組み合わせ、幅広い客層を引きつけていた。
ビームスジャパンはメゾン・エ・オブジェ展に出展しグローバルにBtoB(企業間取引)を広げている。今回はパリでBtoC(企業対消費者取引)を探る試み。現地での手応えを踏まえ、BtoB、BtoCの両面での展開も見込まれる。
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