《EC担当者を訪ねて》ドリームフィールズ「ビズー」廣畑麻耶さん動画活用で新規開拓

2025.12.05 06:28

提供：繊研plus

カラーストーンジュエリーが人気の「ビズー」。ネット発ながら実店舗も10店と増え、ECサイトも販売だけでない新たな役割も担うようになっている。

　――キャリアは。

アパレル企業でのEC担当を経て、22年に入社しました。こんなに多様な石があることを初めて知り、また、20万～30万円の商品をECで売るハードルの高さも感じながら、商品の魅力を伝えることに力を入れています。

　――サイトの変遷は。

09年の創業時はECモールなどで販売、20年に自社ECのみに切り替え、21年に現行のサイトに移行。宝石好きな方に「こんな石もあるんだ」と知って頂けるコンテンツ型マーケティングでファンを増やしてきました。宝石標本のように六つのルースが入った福袋や、石のバイヤーが使うルーペやライトもセットにして販売。コアな楽しみ方を提案しています。

　――運営の工夫は。

検索の絞り込みのところです。色や誕生石ごとのほか、SEOにひもづけた宝石ごとのページを設け、石の詳しい紹介から商品にたどり着けるようになっています。商品紹介文をアトリエチームが自分たちで書いているのも特徴。石がどう選ばれ、どんなコーディネートに合うか、時間をかけて作っています。

　――EC比率は25％に。

店数が増えたため、比率は下がっています。気になる商品がある方に対し、店舗の存在を知って頂き、サイトからの来店予約で送客するミッションも担っています。

　――現在の課題は。

新規客の獲得です。ファッションのコンテンツやニーズを掛け合わせた販促で、宝石好きの方だけでなく、ジュエリー好きな方を幅広く開拓したい。その手段として動画活用を強化。上期に30本超を作成し手応えを得ています。

繊研plus

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