

ゲオグループのOKURA、プロの真贋術を披露 リユース品の見極めは人材と技術

ゲオホールディングス(HD)のラグジュアリーリユース専門店「OKURA」が、ブランドの真贋(しんがん)に関するプレスイベントを都内で開いた。偽ブランド品の「水際阻止」が過去最多となり、フリマアプリなど個人間取引でも偽物が流通するケースが増えている。年間数万点のブランド品を鑑定している同店の担当者がその見極め術を実際に披露した。
24年に日本の税関が模倣品として輸入を差し止めたのは過去最多の3万3019件。正規品に換算すると約282億円といわれる。個人間取引でも模倣品の流通が深刻化しており、「メルカリ」は今年、不正利用撲滅に向けた新方針を発表、積極関与する姿勢を強めている。
OKURAは素材や縫製、金具の仕様、製造年の整合性など複数の鑑定項目を組み合わせた独自プロセスで、見た目だけでは判別が困難な、巧妙な偽物も正確に見極められるという。
例えば模倣品で多いブランドバッグ。六角レンチのねじ山が潰れていたり、ファスナーの端に留められたブランドロゴが不均一だったり、見た目で判別できるものもあるが、接着剤の臭いの違いなどは時間とともに薄れることもあり簡単ではない。肉眼では判別できない細かな柄はマイクロスコープなどを使う。「最近では、シリアルナンバーや付属品まで模倣されている例も多数ある」と担当者。
バッグは本革のブランド品は比較的良しあしが分かりやすいというが、合皮の高精度化により本革との区別が困難なケースも。PVC(ポリ塩化ビニル)ものは真贋判定が難しい。そのため、PVCを多用しているブランドで偽物が多くなる。買い取り基準外になるバッグは月に5、6点。未使用品が多いという。
リユース市場は拡大の一途だが新規参入も増えており、偽物対策がより大切になっている。担当者は「人材育成と技術の向上が欠かせない」と話す。
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