

不動産のさくら、シューズ事業を拡大 日本らしさで訪日客狙う

不動産主力のさくら(京都市)はシューズ事業を拡大している。7月12日に京都・嵐山で、西陣織を使用した国産スニーカー「フーガ」の直営店をオープンした。今年4月以降、欧州のシューズ2ブランドの日本総代理店も開始。従来の不動産や宿泊、飲食事業に加えて、流通、ファッション事業にも力を入れている。
(小田茂)
フーガの直営店は京福電鉄嵐山駅のすぐ近く。外観は和風のたたずまいで、店内は白を基調とした。インバウンドが多い観光地で、「日本の良さを嵐山から世界に知ってほしい」(髙田麻友シナジーマネジメント部門サポートメンバー)とこの場所を選んだ。店舗面積は18平方メートル。開店後は想定通りインバウンドが目立ち、今後もインバウンドと国内客の比率は8対2ほどを想定している。

アッパーに金襴
シューズは、西陣の伝統織物である金襴(きんらん)をアッパー素材に使用。帯1反から30足ほどしか生産できず、一足一足違う柄になる。シーズンごとの花柄や吉兆を示す柄など様々な意味が込められている。
靴ひもは奈良時代から受け継がれる京都・宇治の伝統技法である京組みひもを使用し、表面に深い陰影と立体感のある美しい組み目が浮かび上がる。ソールはイタリア「ヴィブラム」の「メガグリップ」ソールを採用。優れたグリップ力と柔軟性で、街歩きから旅先まであらゆるシーンで快適な歩行をサポートする。製造は東京の靴メーカーに依頼している。
現状は履きやすいスリッポン(税込み4万700円)とクラシックなカップソール(4万1800円)、ボリューム感のある厚底タイプ「RGS」(4万6200円)の3モデル。サイズはユニセックスで23~28センチ。インバウンドは29センチ以上も多いため、対応を検討している。

販路は自社EC。今後は卸売りや、祇園など京都らしい立地などへの出店も検討しているが、生産量も限られるため、当面は直営店とECで販売していく。
貸衣装の継承も
同社では今春から商社事業を本格化。スイス発のプレミアムテックシューズ「GNL」の日本国内における販売総代理店を開始した。GNLはグループ会社のスポーツ館ミツハシ(京都市)や東京の百貨店に卸売りしている。

23年にスポーツ館ミツハシを事業承継するなどグループに流通企業が増える中で「強みとなる独自のブランドを持つ」狙いだ。英国発のパフォーマンスランニングブランド「ハイロアスレティクス」の日本総代理店も開始し、第1弾のランニングシューズ「ハイロインパクト」を8月下旬に発売する。

23年には貸衣装の柴増(京都市)も事業承継するなど、「歴史ある企業を残していく」取り組みをここ2年ほどで進展させている。24年には水族館の伊勢シーパラダイス(三重県伊勢市)、同2月には百貨店の佐賀玉屋(佐賀市)の経営も引き継ぐなど流通、ファッション事業を広げている。
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