

東京・神保町のアメカジ店「メイン」 オリジナルの商品開発で活路

輸入卸のカントリー貿易(東京)が運営する、アメリカンカジュアルショップのメイン(東京・神保町)は自ら商品開発を進めオリジナル性の高い商品を打ち出すことでコロナ禍を乗り越え、活路を見いだしている。
コロナ下では「20、21年は来店客が大きく減ったが、長年の顧客に支えられ難局を乗り越えられた」とする。オリジナル性を高めた商品開発やブランド導入により、現在は売り上げも回復し、インスタグラムなどを通じて女性客も来店する。
25年秋冬は「カムコ」で米国製のダウンジャケットやベスト、64クロス(経糸綿60%・緯糸ナイロン40%)のマウンテンパーカ、米国製フリースのジャケットやベストを打ち出す。
同店は88年に大学が多い東京・小川町に出店、93年に神保町に移転した。メンズ向けベーシックアイテム中心のアメリカンカジュアルの老舗だ。当時の出店の目的は、輸入するファッション商品のマーケティング調査を兼ねたものだった。

しかし、時代は大きく変化した。00~20年の間に輸入品を扱うセレクトショップは大型化し、デフレ傾向も続きコストの問題も大きくなった。地方の専門店を中心に卸を進めてきたが、デイリーユースの商品の値上げは厳しかった。20年からのコロナ下でその多くが縮小傾向となった。同店もこの難局を乗り越えるため、10年ごろからブランドの発掘を自社開発にシフト、生産もより特徴を出せるインド生産にシフトしてきた。
特にブランドは米国発のトラッドブランド「ザ・バギー」、米国発のワーク・ミリタリー系のカムコの商標を買い取り、商品開発を進め、主軸ブランドに育ててきた。シャツはインドでチェック柄や糸・生地を開発し、デニムや綿パンツは岡山で生地を開発して「より良い商品を作り出した」とする。
「米国生産がどんどん縮小している。良いブランド、工場も消滅していく。それらを残したい思いで商標を買い取った」(中山則男メイン店長)とし、商品開発に注力したことが実った。
今後も「ブランド開拓、商品企画の提案を強め、顧客本位の店であり続ける」と話す。
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