

岸屋「オモトデニム」 職人の技で経年変化を追求 児島ジーンズストリートに旗艦店

職人の技術を生かして経年変化を追求――ジーンズ産地の岡山・児島で、岸屋(岡山県倉敷市、岸本裕樹代表)が今春、ジーンズブランド「omotodenim」(オモトデニム)を始動した。児島ジーンズストリートに旗艦店を開設し、海外展で輸出先も開拓。旗艦店は物作りの魅力を伝えることも重視し、工房の中で買い物するような感覚が得られる場所にする。
(小畔能貴)
〝ザラ感〟を突き詰め
岸本代表は、ジャパンブルー(岡山県倉敷市)で、生地の企画・生産・営業や製品ビジネスに長年携わり24年8月に退社。自身の経験を生かし、職人技とデザインの融合を掲げるオモトデニムを立ち上げた。
ブランド名は、日本の縁起の良い伝統的な植物、万年青(おもと)から付けた。葉を落とさず、常に青々と茂るこの植物のように「時代を超えて愛されるデニムを作り続けたい」との思いを込めた。
定番のデニムアイテムは「職人と意見をぶつけ合いながら実現した」。原料や糸選び、織り方までこだわり抜いたオリジナルのセルビッジデニムを使用。13.5オンスのジーンズは、ハリとしなやかな風合いが共存するメンフィスコットンと、繊維長が長く柔らかさと強さを兼ね備えたジンバブエコットンで作った。
太番手がしっかりと打ち込めるシャトル織機で、経糸を弱テンションで織ることにより、経年変化しやすい〝ザラ感〟を出した。縫製はビンテージ仕様。ストレートをはじめとした3種類のシルエットは、ジーンズによくある直線でなく、スラックスを参考にパターンを引き、快適できれいめにはけるようにした。
経年変化が存分に楽しめるように、あえて防縮やねじれ防止の加工、毛焼きをしない生機をワンウォッシュして提案する。サイドポケットのスレキには洗った日が記入できるランドリーレコードも付ける。税込み2万8600円。

コントラストの強い色落ちが楽しめる15.5オンスデニムのジーンズ、2種類のオリジナルデニムを使ったGジャンなどもある。
工房として魅力発信
3月に開設したジーンズストリートの店舗は、2階建ての新築建物の路面店。1階(100平方メートル)は吹き抜けの解放感を生かして売り場にした。外壁などにモルタルを使い、製品と同じく経年変化が味わえる店構えだ。

オリジナルのTシャツやデニムバッグなど、直営店限定のアイテムもある。店内奥では器も扱う。オープンしてからは国内外から来店があり、「女性の来店が想定よりも多い。対応を進めたい」という。
接客を通じ、国産ジーンズの魅力を伝えることにも注力。今後、デニムの歴史や製造過程の展示、ワークショップの開催を計画する。店全体を工房と考え、ミシンを導入するほか、物作りを間近で見られるような空間を目指す。
輸出先は現在約20件。今年1月にベルリンの「ユニオンショールーム」に出展し、欧州をはじめ、米国やアジアからも受注した。海外出展を継続し、ブランドの魅力をより広くアピールしていく。
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