

【PR】パル自社EC「パルクローゼット」の躍進を支える倉庫自動化ソリューション「Skypod(スカイポッド)」

ロボット活用で更なる成長へ
EC売上高500億円を突破したパル。中でも、自社EC「パルクローゼット」の25年2月期の伸びは前年比16.2%増と躍進中だ。その成長を下支えするのが、仏Exotecの倉庫自動化システム「Skypod」。昨年3月から平塚で稼働するパルの自社EC向け新物流施設「パルクローゼット・ロボティクス・ソリューション・センター」(以下PRSC)に導入し、人的コストと倉庫面積を大幅削減。ピッキングスピードも5倍超となった。導入からの背景を、パル取締役専務執行役員堀田覚氏、日本でSkypodを提供するExotec Nihon社長立脇竜氏、パルのEC運営をサポートするアッカ・インターナショナル社長の秀洋一氏に語ってもらった。
生産性・面積に課題、人力頼みに限界も
―――新倉庫への移転とSkypod導入の背景は

堀田氏 以前の厚木の倉庫は2016年、パルクローゼットの売上10億円規模の頃から使用していました。コロナ禍で一気にECが伸長。売り上げは10倍以上となって、生産性、容量共に厳しくなっていました。人手不足でコストも高騰し、人に頼るオペレーションという点でも、このままではまずいと。倉庫の問題で配送の遅延も起き、健全な状態で無かったんです。
―――Skypodを推薦したのは、アッカ社だったと

秀氏 アッカは、14年にパルさんがECに特化型の物流センターを作ろうとされた時からのお付き合いです。今回の倉庫移転では、ぜひロボットを入れたいとご要望を受け、収容力と生産性の向上に優れたSkypodを推薦しました。棚高5メーターを昇降できるSkypodなら、同じ商品点数で床面積が3分の1で済む。経済性が高く、賃料も安くなると。アッカは、Skypodを統合制御するミドルウェアとしてWMS「ONE」提供。在庫一元管理システム「ALIS」とも連携しています。
全アイテム2分以内にステーションへ
―――具体的なSkypodの構成とは?

立脇氏 Skypodシステムは、コンテナを格納するラック、ピッキングステーション、コンテナを運ぶ自動搬送ロボットで構成されています。搬送ロボットは、どんな品でもコンテナを2分以内にステーションに運ぶという瞬発力の高さが強み。ECのピッキングには効率とスピードが要求されます。パルさんのビジネスにも、きっと貢献できると確信していました。
堀田氏 日本でも複数の大手企業で安定稼働しているので、安心感がありました。長く組んでいるアッカさんが間に入っている点も心強かったですし。
人員5分の1、面積3分の1に
―――実際の手応えは

堀田氏 計算通りに生産性が上がり、結果として凄く良かったです。ピッキングスピードは5~6倍に向上、面積も置く数量に対し約3分の1で済む。必要な人手も5分の1に減りました。それはリストラでなく、単発雇用の派遣さんが減った形です。なるべく固定の人員で運営したかったので、その目的も叶いました。
立脇氏 以前は、物流がネックになるため販促に制限をけたこともあると。その辺りは?
堀田氏 前の倉庫では、「パルクロウイーク」のように受注が集中すると、人を倍入れても間に合わないこともありましたから。今、繁忙期は夜間稼働もしますが、ロボットが動けばステーションには5人ほどいればいい。省人化・効率化でき、出荷遅延も無く、お客様にとってもメリットを生んでいると思います。
―――稼働後の軌道修正などは
立脇氏 事前の設計をしっかりとした上で、どのお客様も稼働後に実際のオペレーションを見て調整して行くのが標準です。今回も、何か課題があれば、パルさん、アッカさん、弊社と各社の専門分野でファクトを持ち寄り解決してきました。我々の方では、現場の物理的な修理などを見るメンテナンスと、24時間対応でデータを見る技術者がいるので、その技術者から、在庫の持ち方やピッキングのオペレーションについてのアドバイスを日常的に行っています。
堀田氏 ロボットでのトラブルは無く、むしろ上手く行くことが分かったので、もっと活用しなければならないなとか。そこに合わせてオペレーションを変えないと、との課題が顕在化し、どんどん着手しました。
秀氏 全体を最適化する際に、Exotecさんから様々なデータを頂いて施策を考えられる点は、大きいですよね。
立脇氏 正しい品目を正しい数量でロボットに入れることで効率は上がります。パルさんの場合は扱い品目が多岐に渡るので、我々もしっかりビジネスを理解するため、エンジニアにはまずお店に行けと言っています。もちろんECでどんな物が扱われているかも見ています。お客様のビジネスがどんな点で伸び、システムの中で動いていない在庫はどんな意味があるのか。数字だけでなく、本当のビジネスとして捉えることが大事ですから。その理解がないとメーカー側の理論だけになってしまいます。
EC売上高1000億円へのビジョン
―――既に次の取り組みへ動いていると
堀田氏 アイテムも売り上げも増えているので、次の拡張を考えています。Skypodに入れるアイテムを増やせば、いいアウトプットができるのは目に見えているので。ただ、吐き出すスピードが上がれば受け手の整備も必要です。
立脇氏 その整備の一案として、入庫と出庫を分けましょうと提案中です。今は同じステーションですが、新たに入庫に最適化したライン、ステーションを作って効率化しましょうと。
堀田氏 もともと、拡張しやすいというのも導入の決め手でした。ラックは電源いらずでロボットが勝手に制御して昇降するため、横にスムーズに広げられますから。
―――今後の成長にも貢献しそうですね
秀氏 実際、パルさんのEC売り上げが今本当に伸びているので、それを支えるシステムになると思います。アッカとExotecで組んだのは初めてでしたが、関係性も深まりました。
堀田氏 パルは、28年度でEC売上高1000億円、パルクローゼットだけで500億円を目指しています。シンプルに今の倍です。その目標のためにも、間違いなく実行して良かったプロジェクトであり、Skypodを選んで良かったと思います。
立脇氏 そう言って頂けて本当に嬉しいですね。ビジネスを伸ばす方向にお役立て頂けているのは、我々にとっても励みになります。
PRSC概要
大和ハウス工業のDPL平塚(神奈川県平塚市)3階のEC向け物流センター内に開設。2300平方メートルのスペースに5メートルの高さの保管棚を設置、2万5000個のコンテナを収納。50台の自動搬送ロボットが走行・昇降し、5つのピッキングステーションに運ぶ。

https://www.exotec.com/ja/system/virtual-tour-registration/
お問い合わせ先
Exotec Nihon株式会社
marketing.japan@exotec.com
https://www.exotec.com/ja/
企画・制作=繊研新聞社業務局
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