世界大会出場へ！おしゃれも全力で楽しむ女子大生アスリートの飾らない素顔

2025.06.05 06:00

提供：anna

2025年、annaが注目するのは、自分の“夢”にまっすぐな学生アスリートたち。第一弾は、甲南大学女子陸上競技部に所属し、今年7月の世界大会出場も決定している奥野由萌（おくのゆめ）さん。競技もおしゃれも、どちらも全力。そんな彼女の素顔に迫ります。

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「頑張った分だけ結果が出る」陸上の魅力に引き込まれて支えてくれるのは、同じ目標を目指す仲間たち勝負ネイルでスイッチON！自分を上げる“おまじない” オフはカフェ巡りに、手づくりスイーツでホームパーティーも苦しい時こそ、“楽しい”を思い出して

「頑張った分だけ結果が出る」陸上の魅力に引き込まれて

ⒸIUAUJ

ⒸICAAK

陸上を始めたきっかけを教えてください。

小学3年生のとき、友達に誘われてなんとなく始めたのがきっかけです。当時は水泳もしていたんですが、記録がどんどん伸びていく陸上のほうが自分に合ってるなと感じて。そこから中学・高校・大学と、ずっと走り続けています。

10年以上続けてこられた理由は？

努力した分だけ、ちゃんと結果が出ることが楽しいんです。今もタイムが縮まっていて、自分の中で「今がいちばん速い」と感じられる。それがすごくうれしくて。日々の積み重ねが形になる感覚が、陸上を続けるいちばんの原動力ですね。

支えてくれるのは、同じ目標を目指す仲間たち

プレッシャーを感じることもありますか？

もちろんあります。特に大学に入ってからは、全国レベルの選手も多くて。「勝ちたい」「負けたくない」っていう気持ちは強くなりました。

そんなとき、どうやって気持ちを立て直しますか？

やっぱりチームメイトの存在が大きいです。女子陸上競技部は一人ひとりのレベルが高くて、すぐそばに良いライバルがいる環境。「私も負けてられない」って思えるし、落ち込んだときには「大丈夫やろ！」って励ましてくれる。チームメイトの明るくて前向きなところに、何度も救われてきました。

チームメイトと談笑する奥野さん

勝負ネイルでスイッチON！自分を上げる“おまじない”

仲間の存在が大きな支えとなっているんですね。試合の前に行うルーティーンはありますか？

試合前はとにかく緊張していて、いろいろと考えてしまうのですが、意識してあまり考え過ぎないようにしています。「私が一番最初にゴールする」っていう、良いイメージだけを描くように心がけています。それから、お気に入りのネイルをすることもポイントですね。

ネイルは普段からよくされているんですか？

はい、大好きです。大事な試合の前にはネイルやヘアカラーを整えて気分を上げます。クラウチングスタートのときに指先が視界に入るので、そこに自分の“好き”があると、緊張もほどよくほぐれるんですよ。6月の日本インカレでは、ギラギラの派手ネイルにしようかなって思っています（笑）。

オフはカフェ巡りに、手づくりスイーツでホームパーティーも

忙しい毎日の中で、どんな風にリフレッシュしていますか？

友達とランチやカラオケに行ったり、出かけることが多いです。スイーツが好きで、カフェ巡りもしますよ。お気に入りは神戸・元町にある「カフェ・ハル」さん。フレンチトーストが絶品なんです。今は試合が続いているのであまりカフェ巡りにも行けていませんが、落ち着いたら大阪のさつまいものカフェにも行ってみたいなと思っています。あとは、陸上部のメンバーでホームパーティーをしたり。

それは楽しそうですね！

「韓国料理」とか「居酒屋風」とかテーマを決めて、料理やデザートを持ち寄って。私はお菓子作りが趣味なのでデザート担当。去年のクリスマスパーティーには、サンタクロースのデコレーションケーキを作りました。遊ぶ時は競技のことは忘れて、今この瞬間を楽しむことでストレス発散にもなっています。

お友達と過ごす時間がパワーチャージになっているんですね。通学などの移動時間はどのように過ごしていますか？

移動中は、寝てるか音楽を聴いてることが多いですね。最近は「Uru」さんが好きでよく聴いています。しっとりとしたメロディーや雰囲気が好きで、試合前にも聴いて気持ちを落ち着かせています。

音楽を聴くことが安らぎの時間になっているんですね。ほかにも、自宅でのリラックス方法などありますか？

寝る前の入浴とマッサージは欠かしません。マッサージはテレビを観ながら、ゆったりとした気持ちで20分くらいは行います。習慣になっているので、やらないと落ち着かないですね。そして、たっぷりと寝るのが私のリラックス法です。

苦しい時こそ、“楽しい”を思い出して

最後に、同じように何かに打ち込む女性たちへ、メッセージをお願いします。

どんなことでも諦めずに、そして楽しみながら取り組んでほしいと思います。私も苦しくて諦めそうになったことが何度もありますが、その度に、いい記録を出せた時の嬉しさや喜びを思い出して、「諦めちゃダメだ」って思って踏ん張ってきました。結果が出た時の喜びは何ものにも代えられなくて、苦しかったことなんか吹き飛んでしまうくらい最高に楽しい瞬間です。その瞬間のために、これからも走り続けたいと思います。