

繊研新聞社主催 第27回ディベロッパー大賞&テナント大賞 決まる

繊研新聞社主催の第27回(24年度)「テナントが選んだディベロッパー大賞」はルクア大阪(JR西日本SC開発)に、「ディベロッパーが選んだテナント大賞」は「ユニクロ」(ファーストリテイリング)に決まった。ルクア大阪は6度目、ユニクロは5度目の受賞となった。ディベロッパー準大賞には、阪急西宮ガーデンズ(阪急阪神ビルマネジメント)とルミネ新宿(ルミネ)とが選ばれた。
ルクア大阪は、第15回と18回、20回からは3年連続で受賞している。MDの差異化を狙いとする継続的なエリア初のテナント導入や半期ごとの営業計画をベースにしたテナントコミュニケーション重視の施設運営の積み重ねで売り上げを伸ばしてきた。「妄想ショップ」「ムダ満喫クラブ」などの顧客参加型・共創型のイベントで、館のファン作りも進めている。23年度の全館売上高は過去最高の883億円。24年度も2ケタ増で推移しており、1000億円超えを見込んでいる。
ユニクロは、24年3月と10月以外のすべての月で、既存店売上高が前年実績を上回った。猛暑対策として例年より夏物在庫の配分を増やして4~7月の売り上げを伸ばした。8、9月も秋物だけでなく、「エアリズム」の長袖をCMなどで訴求し、残暑の時期に使える商品の販売を継続した。冬物も「ヒートテック」やカシミヤセーターなど主力商品の販促を気温が低下したタイミングで仕掛け、実売期の11、12月の販売が好調だった。年間を通して安定した売上高を確保した点が商業施設から評価された。

阪急西宮ガーデンズは、前回(26回)まで4年連続で大賞を受賞している。24年春に、開業後3度目となる大規模改装(新規導入28店、移転・改装17店の計45店)を実施したほか、ベビールームや屋上スカイガーデンを改装するなど施設環境の整備も進めた。23年度の専門店ゾーンの売上高は過去最高の485億円。24年度は500億円超えを見込んでいる。
ルミネ新宿は、24年度売上高が今年2月までで前年同期比9%増で、18年度の過去最高額を更新し、500億円を超える見通し。コスメなどのほか、レディスを中心に主力の衣料品が好調だ。限定品や先行販売商品の予約受注会などショップと連携して新しさと独自性の提案を強化したことが実った。インバウンド売り上げも押し上げた。
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