プラダグループ24年 市場予測を大幅に上回る好業績
2025.03.11 18:00
提供:繊研plus
【ミラノ=高橋恵通信員】プラダグループの24年度(1~12月)決算は大幅増収増益となった。純売上高は前期比17%増の54億ユーロで市場予測を大幅に上回った。小売り売上高は18%増の48億ユーロ。「プラダ」の小売り売上高は4%増と堅調、「ミュウミュウ」は93%増と記録的に伸びた。市場別ではアジア太平洋地域、欧州、日本、中東で2ケタ成長。米国・南米は順次上向き、下半期は2ケタ成長を達成した。収益も堅調で、EBIT(利息・税金控除前利益)は23.6%増の13億ユーロ、純利益は25%増の8億3900万ユーロ。
プラダグループ会長兼エグゼクティブ・ディレクターのパトリツィオ・ベルテッリ氏は、「厳しい環境にもかかわらず、引き続き市場を上回る業績を達成したことをうれしく思う。この成功は、当社ブランドの永続的な関連性を浮き彫りにするものだ。それは製品の革新性、品質、クラフツマンシップ、そして時代を読み解く独自の能力にフォーカスすることから生まれる」と語った。
CEO(最高経営責任者)のアンドレア・グエラ氏は、「4年連続で2ケタ成長を達成し、利ざやの拡大とキャッシュの創出により、非常に健全なバランスシートを実現した。プラダは堅実な成長軌道を確かなものとし、ミュウミュウは多様化したトータルルックの提供により、全く新しいレベルの規模を達成した」とする。今後について、「複雑な業界力学が継続することを念頭に置きつつも、我々の優先事項は変わらない。プラダでは、引き続き市場シェアを拡大する明確な機会を生かし、ミュウミュウでは、その成功を確固たるものにする。そのために、ブランドのポジショニングを研ぎ澄まし、商品ポートフォリオを充実させ、顧客との結びつきを促進していく」と語った。
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