

松本梨香、『アニポケ』サトシと同じく旅の途中!「絶対にできるんだ」という思いを持ち挑む日々!

日本国内ばかりか世界中から愛されているアニメ『ポケットモンスター』で、1997年放送開始から2023年まで26年に渡って主人公・サトシの声を担当した声優の松本梨香。最終回で“ポケモンマスター”という夢を追う冒険を続けるサトシとピカチュウの物語が描かれたが、松本自身も今年デビュー40周年を迎え、次々と新しいことに挑戦し、多くのファンに夢と希望を届けている。松本の力の源とはどこから来るのだろうか――熱い胸の内を聞いた。
活動の源は「一人で生きているという気がしない」という他界した兄の存在!
2023年3月24日に放送されたテレビアニメ『ポケットモンスター めざせポケモンマスター』の最終回「虹とポケモンマスター!」で、松本演じるサトシは“ポケモンマスター”という見果てぬ夢を追って冒険を続ける姿が描かれた。松本自身もサトシ同様、声の仕事はもちろん、エッセイ「ラフ&ピース」(宝島社)発刊や「クールJAPAN広報大使」、さらには子供たちを支援する「まんまるプロジェクト」、3月からスタートする江の島を盛り上げるプロジェクト「江の島まるごと音声化プロジェクト」などさまざまな活動で人生の“旅”を続けている。
松本は「私自身、一人で生きているって気がしないんです。うちの兄は体が不自由で20代のときに先に旅立っているんです。以前ある人から『兄ちゃんは、生きていたらやっていたことを梨香がやってくれているからきっと喜んでいると思うよ』と言われたことがあったんです。それからは兄の分まで一生懸命生きようと思っています」と精力的に活動する理由を述べる。
続けて松本は「あとはシンプルなのですが、私を応援してくれるファンの方やスタッフさんが、自分が行っていることで笑顔になってくれたら嬉しいじゃないですか。それが自分にとってのビタミン剤になっています。出し惜しみする人生でもないので、いつも思い切ってやっています」とストレートな言葉で表現していた。
だからこそ挑戦への歩みは止めない。「ブロードウェイで朗読劇をやるとか、パラリンピックで国歌斉唱をするとか……」と目標を掲げると「兄のこともありますが、自分もこれまで命が危なかった経験が何度もありました。どこかで生かされているな、何か使命があるんだなと思います。だから、自分に求められたことや、自分がやりたいと思ったことは「命を使って」やるんだという揺るぎない思いがあるんです」と力強く語る。
回り道して発見できることがある!ムダなことを面白がることが大切
自分がなにかを行うことで多くの人が笑顔になり、幸せな気分になる。まさに昨年松本が刊行したエッセイ「ラフ&ピース」のタイトル通り、笑顔と平和を願った数々の活動。そこには松本が常日頃から思っている“愛”が根底にある。「愛ってなかなか伝わりづらいものでもあるんですよね。そこでいろいろな感情が湧き出てうまくいかないこともある。でもだからこそ難しいかもしれないけれど、自分からしっかり愛を発信しようと思っています」。
愛を持って人に寄り添う――。そんな言葉を紡ぐときに大切にしているのが「自分の気持ちを偽らないこと」だという。そのなかで、相手の気持ちも嘘偽りなく受け止める。お互いが誠意をもって嘘偽りなく向き合いことで、それが相手への思いやりに繋がる。松本は常に自分を飾らず、偽ることなく真正面から人に接する。
一方で、現代はコストパフォーマンスやタイムパフォーマンスと、より合理化されることが是とされる世の中になっている。向き合い方も変わってきた。しかし松本は「もちろんそういう考え方も大切だけれど、急行や特急ではなく鈍行で行くことで見えるものや発見できるものがあると思うんです」と語ると「回り道して発見できたことって得した気分になるじゃないですか。ムダ足だったかな……と思ったことでも、それすらも面白がる気持ちって大切だと思うんです」と提言する。
松本梨香が語る夢を持つことの大切さ!
松本と言えばYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で「めざせポケモンマスター -with my friends-」を熱唱し、3,200万再生を超え大反響を呼んだ。特に「ユメはいつかホントになるって」というフレーズに背中を押された視聴者は多かった。松本は「目標を持つことって、とても大事なことだと思うんです。それを具体的にすることで、ちゃんとそこにたどり着ける。誰にでもちゃんと駅はあると思うんです。時間はかかるかもしれませんが、目標を持つ、夢を持つことは大切だと思います」と説く。
また歌の力について「言葉や文化を越えて世界中を繋げてくれるものだと思っています」と断言すると「海外に行くと、みんな日本語で大合唱してくれるんですよ。それだけで心が一つになる。私も歌詞を間違えられないし、一つ一つ心を込めて大切に歌っています」と常に全力投球であることを宣言していた。
そんな松本がいま取り組んでいることが「江の島まるごと音声化プロジェクト」だ。江の島の龍神にまつわる伝説をもとにした「半分本当で半分フィクションの話」を音声ARの特性を活かし「音」と「物語」による地域版リアルRPGを制作。江の島を訪れた人が、ゲーム感覚で江の島の謎を解きながら、土地の文化や歴史を学べるというものだ。
本プロジェクトに参加した松本は「横浜出身で江の島は馴染みのある大好きな場所なので、お話をいただいたときはすごく嬉しかったです」と笑顔を見せると「江の島の龍というのは、すごくご利益があると言われているので楽しめると同時に絶対いいことあると思います」と期待を煽る。アフレコでは「小さい龍と大きい龍の二役に近い形で収録したので、どんな風に伝わるのか楽しみです。とても身近に感じられると思うので、親友と一緒に江の島を回っているような感覚になっていただければ」とアピール。
5月にはデビュー40周年を彩る記念コンサートを地元・横浜の横浜市南公会堂での開催を控え、9月には、松本主演&演出の舞台「ナビゲーション」が神奈川芸術劇場・大スタジオで行われるなど、人々に笑顔を届ける松本梨香の旅は、続くったら、続く。
(取材・文:磯部正和)
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