

《めてみみ》変わるモードの時代
2025.02.14 06:24
提供:繊研plus

サザビーズ・パリが1月末まで開催したカール・ラガーフェルドの個人コレクション展は、大きな話題を集めた。競売品の展覧会で、ファッションの巨匠の未公開のスケッチやドローイングに加え、愛猫シュペットとの写真なども並んだ。
19年の逝去の際、多くの業界人が「一つの時代が終わった」と語っていた。それからもう6年。その間、コロナで世界は止まり、社会のIT化が進み、ファッションビジネスも変容した。
そして今、モード界はデザイナーやディレクターの退任発表が続いている。その数は24年以降だけで10人を超える。ドリス・ヴァン・ノッテンはシグネチャーブランドを離れ、エディ・スリマンやピエール・パオロ・ピッチョーリ、キム・ジョーンズ、ジョン・ガリアーノらは長年、力を注いできたブランドを退任した。
ニューヨークでは、コンテンポラリーブランドのブームを率いた「3.1フィリップ・リム」や「プロエンザ・スクーラー」から創業デザイナーが退いた。日本では「カラー」の阿部潤一の退任が記憶に新しい。
いずれも90年代以降のファッションシーンを支えた逸材ばかり。成長と再生を繰り返しながら、彼らはそれぞれのブランドで、〝モードの波〟を作ってきた。今は次の波の直前か。いわゆるブランド刷新とは違う、モードの時代の変わり目を感じずにはいられない。
関連記事
「その他」カテゴリーの最新記事
-
“パパ1号”放った大谷翔平 長女初めて抱いた感想「温かかったですね。フフフ(笑)」 名前は「もちろん決まっている」一問一答デイリースポーツ
-
大谷翔平 パパ1号「いい1本になったかな」 愛娘誕生10日「幸せな寝不足」も真美子夫人選曲「ムーンライト伝説」に乗ってデイリースポーツ
-
「結婚破棄したけど100倍幸せ」元レスリング代表候補の女子プロレスラー橋本千紘が仰天告白 引退の師匠・里村明衣子に感謝「人生の恩人」デイリースポーツ
-
バレー 川合俊一会長が「言葉の暴力をやめてください」波紋を呼んだ判定で誹謗中傷相次ぐ SNSで改善策も提案デイリースポーツ
-
北川景子「生涯ヘビロテ曲」を告白→1位は「CD全部買った」レコ大新人賞の同世代グループデイリースポーツ芸能
-
DeNA・三浦監督 度会の八回の走塁判断に「こっちの指導力不足」本人は神妙「考えて次に」デイリースポーツ
-
阪神 藤川監督はバッテリーのサイン違いに「しっかりやらないといけない」再び混戦のペナント「攻めていく姿勢を求めたい」デイリースポーツ
-
阪神 ビーズリーがサイン違いを悔やむ「僕が理解できていなかった」「反省しないといけない」ミスからサヨナラ打浴びるデイリースポーツ
-
「対岸の家事」詩穂父・緒方直人の毒親ぶりにSNS怒「断トツで最低」「腹立つなー」デイリースポーツ芸能