家庭用プリンターが家にある生活。アラサー女子のプリンター活用術
唐突ですが家庭用プリンターの進化に驚く、という体験をしました。学生の頃、親に「一応」と言って買ってもらったプリンター。論文や課題をプリントするためには使っていたけれど、社会人になるとなかなか登場の機会がなく、部屋の隅でホコリを被ったままにしている人も多いのではないでしょうか。
あの頃の家庭用プリンターといえば、紙がズレたり詰まったりとトラブルが多く、うまく印刷できなかったり、大量に印刷するには印刷時間が長すぎたりと、あまり使い勝手が良くないように感じていたような気もします。
ですが……今、家庭用プリンターは大きな進化を遂げていることをご存知ですか?今回は編集部メンバーが、日本HPの大容量インクタンクプリンター「HP Smart Tank」を自宅で活用してみました。
■今どきの家庭用プリンターは“あの頃”とは全然違う!
社会人になって自宅でプリンターを使わない生活に慣れてしまったのには、会社に行けば自宅より高性能なプリンターがあるという理由も大きいと思う。基本的に、どうしてもプリントしないといけないものは仕事関係であることが多いし、本当にどうしようもない時は、コンビニでネットプリントをすれば賄える。
しかし、コンビニのネットプリントはA4の白黒印刷でも、1枚だいたい20円かかる。カラープリントともなれば、1枚60円ほどだ。以前、友人の結婚祝に手作りのアルバムを作ろうと考えた時も、プリントの縦横を間違えて500円以上損をしたし、そもそもプリンターが身近でなくなればなくなるほど、プリントそのものが苦手になっているような感覚もあった。
だけどやっぱり、プリントをする機会はゼロにはならないし、毎回コンビニに行くのだって面倒だ。ということでとうとう自宅にお招きすることになったのがこの「HP Smart Tank 7005」。
家庭用プリンターを手放していた理由の一つに、インク代が高いというのがあった。カートリッジ式のインクは安いとは言い難く「インクないな〜」と思った時には、まとめて2000~3000円くらいは出費があった。それに、カラーインクはどれか一色だけなくなりがちなのに、ネットではまとめ売りされているものが多く、家になかなか使わないインク色のカートリッジだけ溜まっていって、どこに置いたか分からなくなるのも地味にストレスだった。
しかしHP Smart Tankは、インクをボトルから直に補充することができる。カートリッジを取り替えるよりハードルが低いし、何よりインク単価がカートリッジ式のものと比べて、かなり安い。同梱のインクボトル1本で白黒印刷は約6,000枚 、カラー印刷は約8,000枚も出力可能。一番よく使う黒インクは2本もボトルが同梱されていて、届いた瞬間から非常に便利だ。
実際にプリンターを使ってみると、かなり簡単に、かつ直感的に印刷できる。仕事で使うファイルはみんなでシェアすることが多いため、メッセージツールに送られてくることが多い。PCでファイルを保存して印刷してもいいのだけど、HP Smart Tankはスマホアプリからの印刷がとても使いやすかった。
アプリストアから「HP Smart」をダウンロードして、電源の入ったHP Smart TankのWi-Fiスイッチを押す。スマホとSmart TankをWi-Fiで繋いだら、スマホの写真アプリやファイル一覧から印刷するアイテムを選択できる。会社の印刷機を使うのと、ほぼ変わらないハードルの低さという簡単仕様が嬉しい。
しかも「7005」は、紙を印刷機内に格納することができる。印刷機からナナメに紙が飛び出しているかつてのあの構造は、知らないうちに紙が折れていてうまく印刷できないのもストレスだったので、これはかなりありがたい。
■生活の中でのプリンター活用術
ということで、自宅でプリンターを使うようになると、急に印刷物を活用してみたくなる。無ければ無いで、無いなりの生活を送っていたので気が付かなかったけれど、実際にいざ自宅にプリンターを置いてみると、ふとした瞬間に便利さを感じることが多い。
まず、自宅から直接仕事のアポイントに向かう時、わざわざ会社で印刷物を用意してくる必要もない。カラープリントが身近になったので、先方に渡す資料なども、気兼ねなくカラー印刷できる。ビジネスシーンで利用できることはもちろん、プライベートでも活用ポイントは多い。
■思い出の写真をアルバムにする
たとえば、友人との旅行や結婚式、誰かの誕生日パーティーなど、楽しかった瞬間の写真をプリントしてアルバムにできるようになった。スマホの中でいつでも見ることはできるけれど、アルバムにはアルバムの良さがある。その日の楽しかった思い出を掌に取り、手書きで一言添えておくこともできる。つらい時に見返すと、スマホで見る時以上に元気をもらえる時もある。
スマホからデータで写真をシェアするのは簡単だが、プリントした写真を共有すると、友人からも喜ばれる。
■「はがき」「手紙」に原点回帰
また、プリンターを手に入れてから、少し気軽にはがきを出すようになった。たとえば遠方に住んでいる親戚や、歳の離れている昔の上司など。コロナをきっかけになかなか会う機会がなくなってしまい、急にLINEで連絡するのもな……と思った時に、はがきを出している。暑中見舞いや年賀状をわざわざロフトやハンズに買いに行くのは面倒くさいので「Canva」などの編集ツールを使って、自分の好きなデザインを印刷する。
全部デザインで埋まっているのも味気ないし、フリースペースが多すぎても何を書いていいか分からない。しかし編集ツールを使えば、手書き文字を添える範囲も自分で選べるので、なかなか便利だ。はがきを出すようになると、きちんと返事が届くのもなかなか嬉しい。最近では、会う機会の多い友人とも、わざわざはがき文通でも会話するようになった。
はがきでなくても、普通のカード紙に自分でレイアウトしたデザインを施せば、簡単にグリーティングカードを印刷することができる。誕生日やクリスマスなど、ちょっとしたプレゼントを渡す時に忍ばせておくと、喜ばれる。
■お気に入りのデザインでカレンダーを作る
ちなみに、編集ツールを使うと自分で好きにレイアウトしたカレンダーを作ることもできる。長らくスマホのカレンダー派で、卓上にカレンダーなど置いていなかったけれど、意外と便利だ。束になっているカレンダーはわりととかさばるが、月々1枚のカレンダーを印刷して、壁に貼っておくだけなら手軽だし、重要な予定も書き込めて便利だ。
スマホのカレンダーは仕事の予定とプライベートの予定がどっちも書いてあるとガチャガチャしてしまうので、プライベートよりの予定を卓上カレンダーに書いて、1日のはじまりになんとなく見るようにしている。前の月に撮った気に入っている写真をレイアウトしているので、なんとなく見るたびにハッピーな気持ちになる。
シール紙を使って印刷すれば、簡単にオリジナルシールを作ることもできるので、カレンダー上をデコりたいときにもおすすめ。実家の犬をシール印刷してあげたら母にも喜ばれて、今では「郵送しろ」と言われる。友人との写真を印刷すると、気軽にプリクラ感覚が楽しめて面白い。
■アイロンプリントやプラ版で推しのオリジナルグッズ制作
これはまだ挑戦できていないのだが、プリンター対応のアイロンプリント紙やプラ版を使うと、推しグッズを簡単に印刷することができる。Tシャツや布製のバッグ、コットンハンカチなどに好きなデザインを転写できたり、オリジナルのネームプレートやキーホルダーを作ったりすることもできる。
プリンターがあると、ハンドメイドの幅がかなり広がる。薄いマグネット紙を使えば自作マグネットを作れるし、はがきサイズの紙に印刷すればポストカードも。アクリル版に印刷物を挟み込めば、手作りのアクスタも作成できる。
推しがいる友人からは、プリンターを貸してほしいと頼まれることも多い。うちわ用の台紙を作ったり、祭壇用のプラカードを作ったり……ネットプリントでももちろんできるのだが、やっぱり自宅で「何度失敗しても大丈夫」という安心感があるのは大きい。
■自宅にあるからこそ思いつく「小さな幸せ」がたくさんある
プリンターが自宅になくても、コンビニプリントや会社のプリンターで十分だと思っていた。だけど振り返ってみると、プリンターは身近にないと「本当に必要と認識している時」しか使わなくなってしまう。
だけど家にあるからこそ、色々なことに使おうと思える。ネットフリマで商品が売れた時、ちょっとしたメモ用のかわいい紙を同封してみたり、宛名シールをかわいいものにして印刷してみたり。自宅で使うノートを自分で作ってみたり。どこかでシンプルなものを買ってきてももちろん使えるが、自分で作ったものの方が、なぜかテンションが上がるのだ。
学生の頃、学習ノートをデコるのが好きだったり、文房具にちょっとこだわってみたりしたことがある人なら、きっと胸キュンする機会が増えるはず。それに、推しがいる人にとっては、かなりありがたい存在になるはずだ。みなさんも自宅プリンター生活を、ぜひ検討してみては?
(ミクニシオリ)
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