マッシュスタイルラボ伊高級バッグ「FPM・ミラノ」を25年春から販売

2024.10.22 06:28

提供：繊研plus

マッシュスタイルラボは、イタリア発のラゲージブランド「FPM・ミラノ」（FPM）の日本市場での独占販売権を取得した。富裕層に向けた高級ラゲージブランドとして、25年春から本格的に販売を開始する。

FPMは46年の創業。16年にスタートした「バンク」シリーズが主力商品だ。ビンテージトランクから着想したデザインで、耐久性の高いボディーと高品質な作りが特徴。商品は全てイタリアで生産している。中心価格は14万～41万円。

レザーのハンドルはカスタマイズもできる

現在は台湾を中心にイタリア、北米、欧州、タイでも販売している。25年から日本のほか、中国とドバイでも販売を開始する予定だ。

日本市場では伊藤忠商事が独占輸入契約を結んでいる。独占販売権を持つマッシュはFPMを高級ラゲージブランドとして富裕層に訴求する。初年度は販売量をあえて抑え、百貨店の外商や有力セレクトショップでの期間限定店で販売する。ブランドのプレステージ性を高めつつ、2、3年後には旗艦店の出店も計画している。

目の肥えた消費者に優れた製品を

グローバルブランドディレクター　ゲイリー・ボット氏

「高感度なお客様に選ばれるよう、ブランドのストーリーをしっかりと伝えたい」と話すゲイリー・ボット氏

FPMはこれまで、ブランディングよりも優れた製品作りに重点を置いてきた。スーツケースは実用性が問われる。人気シリーズのバンクは、「金庫ぐらい安全である」という意味だ。丈夫なフレームと可能な限り分厚いパネルを組み合わせて作っており、気密性も高い。車輪も厚いゴムを使っている。他のスーツケースより多くのパーツを使っているので、壊れた部分の修理も容易。世界一軽いとは言わないが、世界一頑丈なスーツケースだと自負している。

販売する市場ごとに限定商品も企画している。日本は世界でも重要な市場と位置付けており、消費者の目も肥えている。マッシュと連携し、日本のお客様に満足してもらえる特別な商品も作りたいと考えている。

繊研plus

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