「ユキ・トリイ」25年春夏トータルで楽しむ花柄

2024.10.17 11:00

提供：繊研plus

ユキ・トリイ（鳥居ユキ）は、25年春夏コレクションをフロアショー形式で発表した。ウェアからバッグ、シューズまで、同じ花柄でまとめた華やかなスタイルが主役だ。色に色、柄に柄を重ねるバランス感が、ブランドの持ち味でもある。「新しい出会いを楽しもう！」のテーマからは、「恐れずこんな風に取り入れてみて」という鳥居のメッセージを感じた。

庭いっぱいに咲いたようなパンジーの総柄プリントでスタートする。パンジー柄のブルゾン、トートバッグ、スニーカー。それにパンジーのスカーフを巻いたようなキャップを合わせてトータルコーディネートする。柔らかいデニムのストレートスカートがつなぎ役となる。そのスタイルを引き継ぎながら、繊細な線描きのアンティーク調の花柄に移り変わる。1株をTシャツやスカートにプリントしたり、総柄でレースのドレスにプリントしたり。透け感のあるカットジャカードで花を描いたライムグリーンのセットアップもある。花柄をのせる素材は、ほとんどがシアー。華やかさと爽やかさを兼ね備えた。

ユキ・トリイ

フィナーレではロボットアクセサリーを企画、制作している「テフタート」の田中潤さんと協業。アートロボットをモチーフにしたTシャツやアクセサリーを、新作とコーディネートして見せた。

「テフタート」と協業したアートロボットコレクション

（松本寧音、写真＝加茂ヒロユキ）

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