《めてみみ》産業の米
2024.09.17 06:24
提供:繊研plus
スーパーの棚は空っぽ、あっても小分けの袋のみで購入制限つき。「令和の米騒動」と呼ばれる米不足が長引いている。一部で新米も流通し始めたが、例年よりも高値になっている。
農林水産省は「民間に在庫はある」と備蓄米の放出を拒否し続けたが、いったい米はどこに消えたのか。「インバウンドで外食需要が増したため」といった理由も聞かれるが、1%にも満たない需要が在庫を左右するとは考えられない。南海トラフ地震の注意喚起による備蓄購入もあるだろうが、以前から米は不足気味だったのかもしれない。
日本人に米は欠かせない。稲作が広がった弥生時代から食べ続けてきた主食だ。体を動かす日々のエネルギーの源なのだから、ガス欠になっては生活も社会も回らない。
経済活動にも〝米〟がある。高度成長期は鉄鋼、近年は半導体がそれで、「産業の米」と呼ばれる。半導体は台湾などの台頭で日本メーカーは没落したが、再び自給率を上げようと熊本県をはじめ全国で工場新設が相次いでいる。
さて、アパレル産業にとって米と呼べるものはテキスタイルだろうか。日本には全国にテキスタイル産地があり、それなりの自給率を維持してきたが、人手不足や供給網の弱体化で存続の危機に立たされている。米を自給できなくなった時、日本のアパレル産業は競争力を維持できるだろうか。
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