《どう作るどう売る》ザ・ファクトリー吉田雄二さん 20年前のトレンドで「着たい服」
大手セレクトショップのバイヤーを経て、13年にメンズの「ジョン・メイソン・スミス」、14年にレディスの「ジェーンスミス」を立ち上げた。古着やミリタリーの要素を入れたカジュアルなウェアが中心だ。販路は国内と韓国、台湾のセレクトショップに卸しており、23年には直営店もオープンした。
◇
バイヤー時代にたくさんの服に触れ、自分が着たい服を作りたいと思うようになりブランドをスタートしました。商品は古着やミリタリーの要素を取り入れていますが、復刻商品を作りたいわけではない。今のムードやデザインを意識し、最新の機能素材も使っています。
ビンテージよりも、リアルに着やすいのは20年前くらいのアイテムだと思っています。例えば、24~25年秋冬で出すナイロンのフルジップパーカは、00年代のスポーツアイテムから着想した形です。街中で着られるよう、当時の光るようなナイロンではなく、マットでドライな質感のものに変更しました。今季のジーンズは洗い加工を施していますが、はくほどに自然な色落ちを楽しんでもらえる程度の加工感にとどめています。
お客様は30~40代が多いです。ファッションが好きで、ある程度いろんな服を着てきた経験がある方がよく買ってくれています。メンズで企画したジーンズやミリタリーウェアも、サイズを変えてウィメンズで販売しています。毎シーズン、アーティストと協業したTシャツなど、ユニセックスのアイテムにも力を入れています。
23年には代々木上原にあるビルの2階に直営店をオープンしました。今の時代、必ずしも路面に出す必要はないと思っていました。自分も海外の雑居ビルにある秘密基地みたいな店が好きだったからです。店では高単価なレザーアウターの受注会やイベントなど、直接お客様と話す機会も作りたい。
最近、韓国や台湾の方に日本のブランドが作るアメカジや古着っぽい服が人気のようで、うちも卸先が増えています。海外の服が好きな方にも届くよう、販売に力を入れたいと思っています。
関連記事
「その他」カテゴリーの最新記事
-
【下関ボート】村松栄太がオール3連対で予選突破「レースに行くとめっちゃ足がいい」東スポWeb
-
【大村ボート】本村大 苦手のイン戦制して予選突破「3日目で正解が出た」東スポWeb
-
【蒲郡ボート】山田竜一 最近の傾向と対策はバッチリ「回転が落ちるのを頭に入れて調整する」東スポWeb
-
【住之江ボート】安東幸治 約24年でA1初昇格「〝ここでこうすれば″という判断はできるようになった」東スポWeb
-
【福岡ボート】森永淳 初日の手応えイマイチも周囲は高評価「森永選手には出られていた」東スポWeb
-
【平和島ボート・ヴィーナスS】川井萌が調整狙い通りで予選突破「今節でリズムを上げたい」東スポWeb
-
【徳山ボート】小池哲也 中堅機とコンビも底上げに自信「ペラがかみ合っていい仕上がりに…」東スポWeb
-
【三国ボート・GⅠ北陸艇王決戦】金子拓矢 初戦6着もエース機パワーを実感「特にスリット近辺がいい」東スポWeb
-
【徳山ボート】山崎祥が〝因縁〟ある機をゲット「このエンジンがとてつもないのは知っている」東スポWeb