《めてみみ》使い捨ての利便性
2024.08.21 06:24
提供:繊研plus
取材先への移動時、通りすがりの幼稚園から大きな歌声が聞こえてきた。「あめあめふれふれ かあさんが じゃのめでおむかえ うれしいな…」。じゃのめは、蛇の目傘のこと。和傘の一種で、模様がヘビの目に似ていることから名付けられた。ただ、蛇の目傘をはじめとする和傘は、今や一部の高級品が残るだけ。歌っている園児たちも蛇の目傘を実際に見る機会はほとんど無いだろう。
和傘に代わり、戦後は布から合繊、現在はビニール傘が主流となった。特にビニール傘は社会の利便性を大きく変えた。急な降雨のなか、コンビニに駆け込んでビニール傘の世話になった人は少なくないはずだ。
便利になった一方で、環境的には見過ごせない問題も出てきた。年間約1億2000万~1億3000万本という傘の市場の約6割がビニール傘。多くが使い捨てにされてしまう。こうした課題に対しては22年からは多数の大手企業が参画する「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」がスタート、シェアリング傘サービスなどで使い捨て傘の廃棄ゼロ、二酸化炭素排出量の削減を目指している。
梅雨時期から夏にかけてはゲリラ豪雨も頻繁に発生するようになってきた。利便性の追求と環境問題とのバランスをどう取るか。幼稚園で歌う次の世代のためにも、環境問題を先送りすることは許されなくなってきた。
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