《視点》異空間をつくる
2024.07.05 06:23
提供:繊研plus
先日、百貨店の広場でプロレスの試合を行うというイベントを取材した。記者は生粋のプロレスファンということもあり、喜び勇んで向かったのだが、会場のにぎわいにはとても驚いた。
「路上プロレス」という、施設や街中でのプロレスを得意とする団体なだけに、レスラーたちがリングを飛び出し、試合は場外乱闘に発展。落ち着いた雰囲気の百貨店で大男が暴れる光景はまさに異空間だった。
ファンは当然盛り上がるが、買い物客も「なんだ、あれは」と足を止める。初めて間近で見るであろうプロレスに興味津々だ。一方で、試合後は百貨店で食事や買い物をするファンの姿も多く見られたという。双方に新規開拓の機会が生まれた。
百貨店とプロレスなど普通は交わることはない。しかし、発想を変えて垣根を壊せば、大きな成果を作り出せた。プロレスに限らず、ファッションや小売りと掛け合わせたら面白い意外なコンテンツはまだあるはず。新たな異空間に期待したい。
(夏)
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