

お香専門店「ブルペン」(岐阜市) 日本製のスティック型で上質な香り 販路厳選して卸販売へ

ブルペン(岐阜市、横山公寛社長)が運営する「ブルペン」は3月20日にオープンしたお香専門店だ。自社工場で生産した洗練されたスティック型のお香を販売する。実店舗に加え、自社ECでも小売りしているが、将来的にはセレクトショップへの卸販売などを目指している。
(森田雄也)
意識高まり追い風
同社は横山社長と、デザイン会社・フラッグの藤橋慎也社長、コピーライターやブランドディレクターなどを務めるシグナルの大月智弘代表の3人が共同で立ち上げた。みんなファッションが好きで、特にプライベートでお香を使っていた。さらにコロナ禍を経て家ナカ時間が増え、香りへの意識が高まったことを商機とし、スティック型お香の製造・販売に乗り出した。
ブルペンの名称は、野球用語から引用した。ピッチャーが準備やウォームアップをするブルペンを、本番で活躍し、観客と喜びをシェアするために必要な存在として、香りが人生を豊かに彩るための必要なパートナーになればとの思いを込めた。立ち上げメンバー3人が、ともに野球が好きなことも背景にある。
販売するのはオリジナルのお香「ブルペン」。選び抜かれた香料を厳選ブレンドし、オリジナルフレーバーを作り出した。「物作りの詳細はオープンにしていない」が、自社工場で一つひとつ丁寧に生産したジャパンメイドのお香を販売する。

香りは「ニューヨーク」「サブウェイ」「ファクトリー」の3種類がある。ニューヨークは、ニューヨークのニックネームの〝ビッグ・アップル〟にちなんだ爽やかな青リンゴのフレーバーに、クローブやジンジャーを加えたフルーティーグリーン調の香り。ローズ、ミュゲ、ジャスミンといった穏やかで清潔なパウダリー感のあるフローラルな一面も併せ持つ。
サブウェイは地下鉄のラッシュアワーでの気品にあふれた残り香をイメージしたフレーバー。新鮮なリーフグリーンとユリ、ヒヤシンスの穏やかなフローラルグリーンの香りに、ジャスミン、ガーデニア、ムスク、バニラのほのかな甘みを加味した都会的で洗練された仕上がりが特徴。
ファクトリーは自由な思想を持つアートワーカーがこぞって集まった〝ファクトリー〟の求心力を魅惑的なフレーバーで表現する。華やかなラベンダーの香りにみずみずしいスイートオレンジ、マンダリンオレンジ、ハーブ系のローズマリーを加えて、優しさと爽やかさを調和させる。
どれも25本入りで、税込み2200円。燃焼時間は1本あたり60~70分。他にもお香立て3300円、ライター110円で販売する。

実店舗は土曜のみ
実店舗は土曜の正午~午後6時のみオープン。時々日曜も開き、平日は個別要望に応じて開店を検討する。基本的に小売りは自社ECでの販売が中心。20~40代の男女を中心顧客にしており、特にECはエリアを問わず全国からオーダーが入ってきている。
今後力を入れていくのが卸販売。ブランディングを大切にするために、地域の有力専門店など、販路を厳選していく方向だ。すでに問い合わせも来ているという。
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