

<X-Men'97>約30年ぶり続編に世界のファンが熱狂 X-MENと宿敵マグニートーの“共闘”に注目

突然変異で特殊能力を持って生まれたミュータントの戦士“X-MEN”の新たな物語を描くマーベルのアニメーションシリーズ「X-Men'97」の第1話・第2話が、3月20日から配信スタートした。シリーズを通じて描かれてきた、ミュータントと人類の共存というテーマを、今作ではX-MENと宿敵・マグニートー、またミュータントと対立する人類勢力との関係を軸に、新しいオリジナルストーリーで描いていく。配信後から映画批評サイト「Rotten Tomatoes」のレビュー評価で100%フレッシュをキープ(3月22日時点)するなど好評を博しており、SNS上にも「ずっと待ってたー!」「早くもリピート中だよ」「一挙配信してほしかった…続きが気になりすぎるね!」などと、アメリカを中心に反響が集まっている。(以下、ネタバレがあります)
アメコミを代表するコンテンツの新作が登場
コミック・アニメ・映画を通じてアメコミを代表するコンテンツとして愛されている「X-MEN」シリーズは、アニメが1992年から97年までアメリカで制作され、「X-Men'97」では、前シリーズ完結後の世界での、新たな戦いを描いている。
異質な力を持って生まれてきたミュータントが、人類から畏怖と偏見にさらされている世界。X-MENの育ての親・プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア教授は前シリーズ最終話で命を落とし、ミュータントの絶滅をもくろむ過激派が「ミュータント狩り」を行っているところから第1話は始まる。ミュータントの若者・ロベルトが狩りで捕まったところに、おなじみのX-MEN、サイクロップス、ストーム、ビショップの3人が格好よく現れて彼を救い出す。
約30年ぶりの新作アニメで、洗練されたビジュアルと戦闘シーン、とりわけ光線をダイナミックに描いた描写が素晴らしい。エグゼビア教授亡き後、X-MENのリーダー的存在になっているサイクロップスの、目から光線を放つオプティックブラストの攻撃とも相性がよい。
人類とミュータントの共存を目指してきたエグゼビア教授を失った後も、X-MENの敵は消えていない。ミュータントの排除をもくろむ科学者ボリヴァー・トラスクと彼が開発した巨大ロボット・センチネルとの戦いは続き、磁力を操る桁外れの能力を持った名悪役のミュータント・マグニートーも健在だ。そのマグニートーは第1話のラストに登場し、かつて親友だったエグゼビア教授の遺言を根拠に、X-MENや教授が築いた学園や財産を引き継ぐと宣言する。
X-MENとマグニートーは真の共闘ができるのか
過酷な生い立ちゆえにミュータントを攻撃する人類を許さない、「ミュータント勢力の急進派」マグニートーと、教授の遺志を継ぐX-MENは本当に共闘できるのか。育ての親を失ったX-MEN、とりわけジーンとの間に子どもを授かっているサイクロップスは、家族のために戦いから身を退くべきかと葛藤する。戦士たちの心の悩みや、マグニートーとの関係性に1週目からファンは興味津々だ。マグニートーのコスチュームも一新され、胸に「M」の文字が入った装束で新しい印象を見せた。
ミュータントはロボットやエイリアンではなく、特殊能力を持って生まれてきた人間で、ロベルトのように外見も一般人とさほど変わらない。なのに人類からの偏見にさらされる世界は、現実社会での人種や属性にまつわる偏見を反映しているようにも思える。
第2話からは、人間がミュータントに抱くむきだしの恐怖感や、それに対するX-MENやマグニートーの行動が物語のキーになっていく。そんな中でX-MENへの協力を断り、人間の若者に混じってクラブで音楽を楽しむロベルトや、サイクロップスとジーンの間の子どもが、人類とミュータントの間に立つ希望になるかもしれない。新シリーズでも、X-MENらしい迫力あるバトルと、重厚な人間ドラマに期待できそうだ。
“アメコミ”の名作ということで、SNS上にはアメリカのファンから「ここからどうなるのか気になる」「驚くべき展開だね」「次回が待ち遠しい」「やっぱりこれだね!」「本当にあの時の続編なんだね」など待望の続編への反響が寄せられている他、スペインやポルトガルなど、ヨーロッパのファンからも熱いメッセージが寄せられている。
「X-Men'97」は、ディズニープラスで独占配信中。
◆文=大宮高史
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