【永野芽郁】『君が心をくれたから』の撮影秘話とは?山田裕貴さんとの共演エピも必見♡
SNSで「泣ける」「せつない……」と話題のドラマ『君が心をくれたから』。今回は、主人公の雨ちゃん役を演じる永野芽郁さんに、撮影のウラ側やエピソードをたっぷり伺いました♡ 共演する山田裕貴さんとのエピソードも必見です。主演ドラマに託す熱い思いとは?
Check!
ドラマ『君が心をくれたから』について♡
ドラマのお話を聞いたとき、撮影中は心が苦しくなる時間も多いだろうなとは思ったけど、
きっとこれが今、届けるべき物語なんだなと思いました。
ここ数年、コロナ禍も経て、
今ある当たり前が当たり前じゃない
って、みんなが無意識のうちに認識したと思うんです。それが改めて“心”もそうだなと感じられる物語だったので。どこか味覚や嗅覚があるのが当たり前だと思っていたけど、それが今の自分に備わっているということが、とても素敵なことで、ありがたいことなんだなって。
そう改めて自分自身が感じたので、この作品を届けなきゃいけないなと思いました。撮影中は、やはり苦しいです。
毎日涙しながら撮影しているし、太陽くんを演じている山田裕貴さんと2人して、カメラが回った瞬間に涙が止まらないことがたくさんあって。でもここは泣かないほうがいいよねって言いながら、どちらかというと
泣かなきゃっていうよりも、泣くのを我慢しなきゃいけない、というゾーンに2人とも入っています。
なので、できる限り素の時間はお互いが心穏やかに過ごせるように、和気あいあいとした会話をみんなでしていて。
スタッフのみなさんも涙しながら撮ってくれているので、いつも以上にオンとオフを分ける意識はしていますね。
この間は、手相について話しました。
山田さんが興味を持って調べたことがあったみたいで。スタッフさんたちも交えて教えてもらったりして、ワイワイしながら深刻なシーンを撮っていました(笑)。私の手相は徳川家康と同じみたいです。
両手にますかけ線があって「俺こんな人、初めて見たよ。天下取れるね!」と言われて(笑)。でも山田さんも有名な武将と同じ手相を持っていて、その日1番テンションが上がりました。(取材時)今、台本自体は9話までいただいていて。ただ、一応最終話までの構想は聞いているので、あとは自分の思いもお伝えして、本ができあがるのを待っています。
五感を失ったらどうなるのか、失ったままなのか、五感っていうけど第六感はあるんじゃないかとか。
いろんな協議を重ねて今、
なにがみんなが望む答えになるのかというのを、それこそ私と太陽くんの中でも話しあっているし、それを作る側のみなさんにもお伝えして制作しています。
また今回は、
宇多田ヒカルさんがドラマのために曲を書いてくださったということにも大きな意味があると思っています。
やはり音楽がなければ、きっと作品の印象はだいぶ変わると思っていて。
なので私は、音楽がつくまでできる限りドラマや映画の完成版は見たくないんですよ。今回のドラマはみなさんが繊細に作っているので、完パケができあがるのがだいたい放送日の朝5時ごろ。初回も前もって見ていなくて、リアルタイムでオンエアを見ました。
そこで聴いた宇多田さんの楽曲は、
雨ちゃんと太陽くんそれぞれの気持ちを代弁してくれているようで。
曲が流れ始めた瞬間さらに涙が出ました。宇多田さんの楽曲がまたひとつ、視聴者のみなさんの心を包み込んでくれる大きな要素になるんだろうなと思いますし。
実際に今、太陽くんと撮影しながらも、合間に宇多田さんの楽曲をかけて。2人でちょっと鼻歌を歌いながら、
楽曲に気持ちを作る手助けをしてもらっています。
このドラマを配信で見ていただいている方が多かったりとか、物語に寄り添ってくれている方がたくさんいるなっていうのは、SNSを通して感じています。みなさん、なにか救いがあればいいなとすごく願ってくれていて。
これから最終回までに、それが果たして誰にとっての救いなのかというのは、わからないけれども。
きっといつかは必ず、なにかは救われる物語になっているので、
どこかそれを思いながら最後までついてきてもらえたらうれしいです。More!
『君が心をくれたから』
(フジテレビ系)毎週月曜夜9時~放送中
主人公・逢原雨(永野芽郁)が愛する朝野太陽(山田裕貴)のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な奇跡が引き起こすファンタジーラブストーリー。
味覚、嗅覚、触覚と失った雨が次に失うものは……。号泣必至の1時間です。
PROFILE
ながの・めい
●1999年9月24日生まれ、東京都出身。AB型。2009年に映画で女優デビュー。2018年にNHK連続テレビ小説『半分、青い』でヒロインに抜擢。2019年にはエランドール賞新人賞を受賞。現在ドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)で主役・逢原 雨を熱演。
撮影/三瓶康友 スタイリング/稲葉有理奈(KIND) ヘア&メイク/福岡玲衣(TRON) 取材・文/山口昭子
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