@cosmeベストコスメアワード 2023総合大賞はオルビス「エッセンスインヘアミルク」! 今年流行ったコスメを総ざらい【前編】

@cosmeベストコスメアワード 2023総合大賞はオルビス「エッセンスインヘアミルク」! 今年流行ったコスメを総ざらい【前編】

2023.12.12 11:10

スキンケアからメイクアップ、ボディケアに至るまで幅広くコスメを網羅する口コミサービス「@cosme」が、「@cosmeベストコスメアワード 2023」を発表しました。

生活者に本当に支持されたコスメを総括する本アワード。今年は久しぶりにヘアケアアイテムが総合大賞を受賞するなど、動きの多かった一年の様子が反映された結果となりました。

あなたの愛用するコスメもランクインしているかも? ぜひ結果をチェックしてみてくださいね。

■総合大賞は「オルビス エッセンスインヘアミルク」久しぶりにヘアケアアイテムが受賞

まずは気になる総合ランキングを一気に紹介します!

総合大賞 オルビス エッセンスインヘアミルク

第2位 コスメデコルテ リポソーム アドバンスト リペアクリーム

第3位 セザンヌ 超細芯アイブロウ

第4位 コスメデコルテ リポソーム アドバンスト リペアセラム

第5位 クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールコレクチュールn

第6位 ランコム ジェニフィックアドバンスト N

第7位 ヒロインメイク スピーディーマスカラリムーバー

第8位 KANEBO カネボウ スクラビング マッド ウォッシュ

第9位 コスメデコルテ サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップ CC

第10位 ディオール ディオール アディクト リップ マキシマイザー

2023年は上半期にマスク着用が任意になったり、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に移行したりするなど、生活に大きな変化がありました。ベストコスメアワード集計対象期間中の口コミでも、「旅行」「レジャー」というワードの出現率が回復傾向にあったそうです。

普段通りの生活が戻ってきた一方で、2023年11月に@cosmeユーザーを対象に実施した「化粧品に関するアンケート」では、半年前と比べた時の気持ちや行動の変化について全体の61.9%が「『漠然とした不安』を感じるようになった」と回答していたそう。この回答は半年前に実施したアンケート結果から14ポイントアップしており、その背景には物価高や円安の影響があるのではないかと発表されました。

そう聞くとプチプラコスメの人気が高まったのかと思ってしまいますが、総合ランキング10商品のうち、7商品がデパートコスメという結果に。単に出費を抑えるのではなく、「投資すべきものに絞って投資したい」という気持ちが表れていそうです。

@cosmeベストコスメアワードは今年で創設24年。その歴史の中でも珍しく、今年の総合大賞はヘアケアアイテムとなりました。

「オルビス エッセンスインヘアミルク」は2011年発売のアイテム。昨年にSNSを中心に話題となって掘り起こされ、発売以来初のベストコスメアワード<ベストヘアケア 第1位>を受賞。今年はついに総合大賞となりました。

一過性の“バズ”に留まらず、最初の“バズ”から一年以上経っても人気を成長させた本商品。今年はドラッグストアにも販路を拡大したこともあり、大人世代にまで人気が広がりました。

ヘアケアアイテムではヘアオイルが不動の人気アイテムではありますが、昨今は酷暑が長く続くようになり、「ヘアオイルではべたつく」と感じる人のニーズに刺さっている他、香水ブームの中で香りを邪魔しない無香料タイプであることも支持される理由として挙げられます。

■「大谷売れ」が話題! コスメデコルテ大旋風が巻き起こった

総合ランキングの中で目立つのがコスメデコルテの製品。なんと、総合ランキングだけではなく他の部門を含めるとトータル13製品が28部門受賞を果たしました。これはベストコスメアワード史上最多の受賞数となるそうです。

「コスメデコルテ旋風」といっても過言ではないほど、ブランド人気が集まりましたが、この背景にはやはり「リポソームシリーズ」の“大谷売れ”がありそうです。

野球選手の大谷翔平さんがブランド広告モデルに起用されたのは今年3月のこと。広告起用前の2月と比較すると、@cosme TOKYOでは「リポソーム アドバンスト リペアセラム」の売上が3月は約1.4倍、4月は約1.5倍に伸びたそうです。大谷選手がInstagramに投稿したロッカールームの写真にコスメデコルテの商品が写っていたことも話題になりましたよね。

また、コスメデコルテはデパートコスメでありながら3,000円以下の商品も展開しているところも特徴です。手に取りやすい価格帯から1万円を超える“諭吉コスメ”まで幅広く取りそろえることにより、幅広いユーザー層を獲得することにつながったのではないでしょうか。

■アフターコロナで「睡眠系コスメ」「痛いスキンケア」に関心が集まる

今年は外出の機会も増えた一年でしたが、その分、睡眠不足を感じる人が増えているよう。そんな時勢を反映してか、化粧品業界では寝ている間にケアをする「睡眠系」コンセプトアイテムが増加。@cosmeベストコスメアワード 2023では、「スリーピングマスク・パック」部門が新設されるほどの影響力を見せました。

総合2位となった「コスメデコルテ リポソーム アドバンスト リペアクリーム」は、「睡眠不足でも、3時間多く眠ったような肌へ」を謳った製品。“タイパ”という言葉も話題になり、睡眠時間を上手に使って肌をケアしたいというニーズが高まっています。

「スリーピングマスク・パック」部門では第1位が「イハダ 薬用ナイトパック」、第2位は「ラネージュ シカスリーピングマスク」、第3位が「TIRTIR COLLAGEN CORE MASK」がランクイン。まずは手に取りやすい価格帯のアイテムから試している人が多いことが窺えます。

マスクを外すようになったことで、素肌への関心が高まったことも今年の特徴といえるでしょう。美容医療発想のコスメは昨年に引き続き人気が継続しており、今年は特に「痛い」と感じるような刺激のあるコスメが話題になりました。

今年特に人気だった美容成分「レチノール」は、A反応といわれる赤みや皮むけといった副作用が起こる可能性もある成分です。そんなレチノールを配合した化粧品を筆頭に、マイクロニードル配合の美容液や、プランプ効果のあるリップなど“痛いコスメ”が人気を集めました。

「刺激のあるコスメ」というと使うのに躊躇する人もいそうなところですが、その即効性や、刺激がある分のリターンに期待して手に取る人が多いようです。美容医療が身近になっていることもあり、今後ますますその傾向が強くなりそう!

■脱・マスク後も軽やかなベースメイクが定着。顔の余白が気になる人が増加

メイクアップにおいては、ベースメイクが豊作な一年でした。マスクを外す時間が長くなったこともあり、ベースメイクを一新した人も多いのではないでしょうか。

その一方、コロナ禍で人気を集めた「下地以上ファンデ未満」のベースメイクアイテム人気は定着。アフターコロナとなっても人気は衰えそうにありません。

ファンデーションをまた使うようになった人にも軽やかなベースメイクにしたいというニーズは共通するようで、今回受賞したファンデーションの口コミでは「肌が疲れにくい」「負担感が少ない」というワードが多く見られました。

メイクアップアイテムの口コミでは、「顔の余白を埋めたい」といった記述が昨年よりも増加したそう。たしかに、涙袋メイクやオーバーリップが流行りましたよね。

顔の余白を埋める方法としてはシェーディングやハイライトで立体感をつける他、涙袋メイクや唇をぷっくり見せたり、まつ毛に束感を出したりするなど、さまざまな方法が挙げられます。

また、これまでは血色感を演出する目的がメインで使われていたチークも、「色はそこまで出したくないけれど、顔の余白を埋めたい」というニーズに沿った淡い発色、肌なじみのよいカラーが人気を集めました。

■大人世代が元気だった一年。アラサー世代もお姉さんたちの美容法に興味津々

今年は天野佳代子さん、梨花さん、MEGUMIさんなど、40代~60代の著名人への注目度が高まったことも特徴的でした。MEGUMIさんの美容本はマイナビウーマン読者でも購入した方が多いのではないでしょうか。

そんな流れが反映されてか、口コミでも「大人世代」など世代に関連するワードが増加したそう。大人の肌悩みに関するワードや、「エイジング毛」「白髪予防」など、髪のお悩みに関する口コミも増えているようです。

眼瞼下垂や肝斑など、これまで化粧品でケアすることができなかった領域のお悩みも、技術の発展を受けて化粧品でなんとかしたいという気持ちが高まっていることが窺えます。

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