書家・紫舟、全長15メートルの大作「地獄絵図」を西日本初展示
2023.03.16 17:01
views
書家で芸術家の紫舟による、全長15メートルの大連作「地獄絵図」が、3月24日から5月7日にかけて、奈良県吉野山の世界遺産・金峯山寺にて展示される。今回が西日本での初展示となる。
紫舟「地獄絵図」西日本初展示
6歳から書を始め、奈良で3年間研鑽を積んだ紫舟。今回の初展示と同時期に、日本最大の秘仏本尊「金剛蔵王大権現」の特別開帳も行われる。地獄絵展示後の10月には、金峯山寺の僧侶約30人により15メートルの大作「地獄絵」を燃やし尽くす。地獄絵を燃やすことで、この世の生き地獄と化した戦争や疫病の終息を願い、人々の心の中の地獄を消失させる、大きな祈りを捧げる。焼失前に西日本で本作を鑑賞できる最後の展示となる。
紫舟は「地獄」を描いた時の心情について「“未知なるウイルス”は、世界中の人を『死』に直面させた。命あるものはみな生まれては死ぬ。新しいものは古くなる。形あるものは朽ちる。それらが自然の摂理と知りながら、死への恐怖は尽きない。生きゆくわたしたちの先にある死への恐怖が無知からくるものであれば、その不安から解放されるには『何のために人は死ぬのか?』を知り考えることだと悟った。生きることに目的があるように死ぬことにも目的がきっとある。『地獄絵図』は、人間を知り、死の目的や命と対峙する大作を制作する。天平時代に、聖武天皇や僧侶たちが大仏建立に至った行動は『祈り』。平安を失った人々の心や行いを落ち着かせ、死への恐怖をやわらげる祈りの力は、アートにもある」と明かした。(modelpress編集部)
スケジュール
1.「紫舟地獄絵図展~行ってはいけない処・地獄~」
会場:金峯山寺 本地堂(奈良県吉野郡吉野町吉野山2498)会期:2023年3月24日(金)~5月7日(日)
2.「紫舟地獄絵焼失~この世の生き地獄を消失させる祈り~」
会場:金峯山寺蔵王堂前(奈良県吉野郡吉野町吉野山2498)会期:2023年10月21日(土)
※NFT上で参加者を募集。売り上げの一部は、金峯山寺の文化財保護とウクライナ避難民支援に充当。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
社員に陰口を叩かれて…インターン先でのショックだった話。Ray
-
彼『食べ方汚いな…』気持ちが冷めて…交際3ヶ月で破局→再会した彼女が大変身!惚れ直したかも…【漫画】愛カツ
-
キキ&ララの生まれ故郷「ゆめ星雲」の世界を体験!ピューロ初のミラーを使ったカレイドスコープや月のゴンドラなど「Kiki&Lalaトゥインクリングスタジオ」リニューアル♪Emo! miu
-
ちょっとの勇気で効果抜群♡気軽にできるあざとかわいい3つのテクニック愛カツ
-
男『ふざけんな!』婚約者の彼以外にできた“好きな人の本性”を知って幻滅…→彼の勘違いが重なり、修羅場の幕開けに!?【漫画】愛カツ
-
【セリア】マニアも興奮、お掃除グッズが優秀すぎたfashion trend news
「その他」カテゴリーの最新記事
-
【住之江ボート・ダイスポJC】野長瀬正孝 熟練のレース運びで優出「足は問題ないよ」東スポWeb
-
【住之江ボート・ダイスポJC】石野貴之 復帰後初Vへ虎視眈々「行き足中心に求めて…節一やと思う」東スポWeb
-
伏線爆発「ホットスポット」村上さん衝撃告白→「そういうことか!」別の宿泊客と同一人物説 「うわっ」「話が一致」「名前が」「後ろにいたよね」デイリースポーツ芸能
-
乃木坂46・与田祐希 地元・福岡で卒コン…今後も芸能活動継続「思い出と愛を持って次のステージに」東スポWeb
-
【下関ボート】渡辺翼が5位で予選突破 当地3連続優出へ「行き足系中心にいい。気合は入っている」東スポWeb
-
【大村ボート】中辻崇人 パワー上位の若林将を一蹴! 準進戦逃げ切り「脅威には感じなかった」東スポWeb
-
乃木坂46与田祐希が卒コン 苦手なこととも向き合った8年半「たくさんの思い出と愛を持って次のステージに」デイリースポーツ芸能
-
乃木坂46与田祐希が卒業、6期生11人の新加入で41人体制に「これからもずっと見守っている」デイリースポーツ芸能
-
【浜名湖ボート・PGⅠスピードクイーンM】遠藤エミ 女子PGⅠ3冠ならず「いい状態で準優に行けた」東スポWeb