西陣織の細尾、ミラノにショールームを開設 初の海外拠点で欧州に発信
2023.02.22 11:00
提供:繊研plus
西陣織の細尾(京都市)は2月10日、ミラノ市内にインテリア向けテキスタイルのショールーム「ホソオ・ミラン」を開設した。イタリアをはじめとする欧州の建築家やインテリアデザイナーなどに向けて営業販売する。場所は、大手インテリアメーカーのショールームが集まるブレラ地区。同社の創業(1688年)と同じく17世紀に建てられたクラシックな建物内で、総面積は110平方メートル。初の海外拠点となる。
同社のインテリアテキスタイルは、1メートルあたり3万~5万円という最高級品。既に「ディオール」「エルメス」などラグジュアリーブランドのブティック、高級ホテル、ミュージアムなど世界中で使われている。ショールームは今後、欧州市場強化の拠点となる。
細尾正孝代表取締役社長はミラノを選んだ理由について、「デザインの中心地であること。そして、良いものを長く作り続けるクラフツマンシップの姿勢、家族経営の規模感などが当社の精神と共通する。今後も生産性だけではなく、美しいものを作るという点に軸足を置いていきたい」とする。また、昨年10月の「ライカ」のスペシャルエディション、12月の「グッチ」の限定バッグ「グッチ・ニシジン」など協業も積極的に進めており、ミラノを拠点に協業の可能性を広げ、インパクトある打ち出しをしたいという狙いもある。
現在、売り上げの7割はきもの事業、3割がテキスタイル事業だ。テキスタイルの7割が海外市場での売り上げ。「テキスタイルは、もともと海外からスタートし、海外シェアが高い。国内市場は東京オリンピック前のホテル建設ラッシュで大きく伸びたが、まだ伸び代がある」と見ている。3月10日には、東京ミッドタウン八重洲に「ホソオ・トウキョウ」を出店し、日本の美意識を発信していく。
(ミラノ=高橋恵通信員)
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