

「シンヤコヅカ」23~24年秋冬 クラフトタッチと微妙なサイズ感
2023.02.10 10:59
提供:繊研plus

「シンヤコヅカ」はこのほど、都内で23~24年秋冬コレクションをショー形式で披露した。ゆったりとしたフォルムのタブリエドレスやシャツ、セットアップに手書きで描く鉛筆のような柄。シンヤコヅカらしい、フォークロアの素朴なムードが漂う。その柄はアイテムによっては鉛筆ではなく三角屋根の街並みのようでもあり、三角のカラーブロックの抽象柄のようでもある。
ライダーズジャケットには三角形のパッチワークがされ、ボンバージャケットにはハンドペイントで柄が描かれる。いずれもクラフト感覚でどこかノスタルジックな雰囲気に仕上げられる。モヘヤタッチのバスクシャツはビッグサイズ。パンツもセットアップもすべてが体が泳ぐようなサイズ感だ。しかし、そのサイズ感は、極端に大きさを主張するというよりも体との関係が微妙なビッグさ加減。声高に「秋冬はこんなサイズです」と主張するのではないけれど、不思議な分量感を感じさせるシルエット。
それはデザイナーの「余白のデザイン」という考え方のせいなのかもしれない。完成された服ではなく、着る人によって補完されていく服。この体と服の分量をどう着こなして楽しんでいくのか。そんなコンセプトを感じさせるコレクション。

(小笠原拓郎、写真=加茂ヒロユキ)
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