《私のビジネス日記帳》自由を渇望した幼少期 鈴木信輝
2023.01.25 06:25
提供:繊研plus
74年に名古屋で生まれました。幼少期は三重や愛知などで、しょっちゅう引っ越しをしていました。5年生の時に兵庫の西宮市に移ってようやく定住。行ってみると関西は受験戦争が激しく、三重などでは意識すらなかった塾の存在を知って通うように。中学受験をして中高一貫の学校(甲陽学院)に入学しました。
思春期は音楽ばかり聴いていて、それが高じて高校時代はプログラミングでテクノミュージックを作るように。真逆ですが、ヘビーメタルも好きでした。音楽と並行して夢中になったのが哲学です。甲陽には当時は哲学の授業があり、カントやヘーゲル、ニーチェが好みでした。将来は研究者になりたいなと漠然と考えていました。
テクノは一人でやっていましたが、それに加えて哲学好きですから、中高時代は決して明るい毎日ではなかったですね(笑)。
幼い頃から親の都合で移動ばかりしていましたし、体も弱かったので、関心も他者より自分に向かう方が多かったのでしょう。同時に、誰かに左右されない自由への憧れは人一倍強かったと思いますし、その後のキャリアの選択にも大きく影響しています。大学に入って2年目からは京都市内に下宿し、自由を手に出来ました。塾講師のバイトに打ち込んだ分大学はおろそかになりました。大学時代は友達とバンドも組んでいましたから。
大学院に進み比較政治学を学んだ後に、友人に誘われアンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)に入りました。ワールドに入るのはここから13年後になります。
(ワールド社長)
◇
「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。
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