三菱ケミカルグループ アクリル繊維事業「ボンネル」から撤退
2022.12.22 06:25
提供:繊研plus
三菱ケミカルグループは12月21日、広島事業所(広島県大竹市)で製造するアクリル繊維「ボンネル」「ボンネルMVP」事業から撤退することを決めた。世界的な需要減や原燃料高騰で事業環境が厳しさを増す中、収益性の改善は困難と判断した。
ボンネル原綿の生産は23年3月末、製紙用や湿式不織布用に使われるショートカットファイバーのボンネルMVPの生産は23年8月末に終了し、いずれも23年12月末で販売を終了する。現在は年産1万8000トン規模。工場および営業などの人員は雇用を維持し、配置転換で対応する。
ボンネルは1959年に三菱レイヨン(現三菱ケミカル)が事業化し、セーター、肌着、靴下、ファーなどの衣料用途、毛布・カーペットなどインテリア用途、不織布など資材用途に展開してきた。
主力販売先の中国で16年から日本製アクリル繊維に対するアンチダンピング措置が継続されるなど、アクリル繊維は厳しい事業環境が続いていた。同社も汎用品からの撤退や、得意のマイクロアクリル繊維技術を活用した自動車吸音材用途の開拓などでてこ入れしてきたが、事業再構築を行っても継続は困難との結論に至った。
関連記事
「その他」カテゴリーの最新記事
-
DeNA・筒香 1軍復帰即スタメン出場で2打数1安打1打点3四球「いい時の感覚に近づいてきている」デイリースポーツ
-
ごめん…ありがとう「対岸の家事」詩穂父がコロッケで懺悔、その言葉がほしかった「当たり前の日常に感謝」「セリフ全部いい」デイリースポーツ芸能
-
雨の日でもOK! 親子で非日常の遊びが体験できる最新スポットanna
-
前年王者の楽天が交流戦黒星発進 三木監督は怒りをにじませて「締まりのない試合」とバッサリデイリースポーツ
-
長嶋茂雄さん死去 自宅前で泣きながら花を手向けるファンの姿も 球界OBから次々と花も 「ミスター」との別れ惜しむ涙雨デイリースポーツ
-
日本ハム 緊急降板の古林睿煬は長期離脱へ 左脇腹痛発症の可能性、病院で検査へデイリースポーツ
-
DeNAが快勝で5連勝 貯金は今季最多の6 東が7回3失点で今季6勝目デイリースポーツ
-
楽天が交流戦初戦を黒星 悪天候で1時間遅れの試合を落とす 痛恨の2連続押し出しが響くデイリースポーツ
-
広島が“九里撃ち”で連敗ストップ 今季初の先発全員安打と打線が爆発 新井監督「よくつながった」一問一答デイリースポーツ