

体型で性格が分かる―3つの特徴
2013.12.15 13:04
提供:マイナビウーマン
ひとは見ためで決まると言われるように、第一印象が後々も影響する。好印象を与えようとがんばるあまり、服や化粧がハデ過ぎて失敗したなんて経験はだれでもあるだろう。
髪形や装飾はもちろんのこと、ひとに与える印象には体型も強く関係している。大柄なひとは温厚そうに、やせた人は神経質といわれるのは単なる偶然ではなく、体型が人の気質を決定しているのだ。
■ヤセと肥満と筋肉質
ドイツの精神科医エルンスト・クレッチマー博士は著書「体型と性格」のなかで、ひとの体型を3つに分類し、その特徴的な性格を定義している。もちろんこれは統計の結果で、なかには当てはまらないひともいるだろうが、体型論などとも呼ばれ「ある程度」の性格を知る手がかりにされている。
体型論は肥満型、やせ型、筋肉質の3つに大別され、その特徴と普段の性格をあげると、
・肥満型 … 循環(じゅんかん)気質
・やせ型 … 分裂(ぶんれつ)気質
・筋肉質 … 粘着(ねんちゃく)気質
だ。循環気質は気分が変わりやすく、爽快(そうかい)と憂鬱(ゆううつ)の二面をグルグルすることから名づけられた。基本は社交的で温厚だが、妙にテンションの高い躁(そう)状態ではいっそう活発に、気分が落ち込んだうつ状態になると寡黙(かもく)で弱気な面をみせる。
根本には他人に認められたい気持ちが強いのだが、重荷に感じると関係を切り捨てるドライさも持ち合わせている。ひとことで言えば気分屋に尽きる。
やせ型の分裂気質は、過敏と鈍感、敏感と冷淡に二極化しやすいのが名前の由来だ。気になること、特に自分の批判には過敏に反応し、神経質になり興奮状態に陥りやすい。その反面、気にならないことにはとことん無関心で、冷淡や鈍感と表現されるほどに関心を示さない。
自分の世界を持ち孤独を愛するとも表現できるが、悪く言えば社交性が低い。
筋肉質は粘着気質とも呼ばれ、群れの和を保つために外敵と戦う傾向が強いため、闘志型の異名を持つ。良くも悪くも単純なのが特徴で、好きなことには粘り強く取り組み、気に入らないことには感情をむき出しに闘争心を表す。
「頑固」「自己主張が強い」と言われることが多いのも、単純で一途な性格ならではだ。
■究極の3択
この体型論を洗練させたのが、アメリカの心理学者ウィリアム・ハーバード・シェルドンで、4,000人以上の体型のデータから3つの気質の特徴を詳しく記した。シャルドンはこれを細胞になぞらえ胚葉(はいよう)型と名付けている。
クレッチマーとシャルダンの分類をひもづけすると、
・肥満型(循環気質) = 内(ない)胚葉型
・やせ型(分裂気質) = 外(がい)胚葉型
・筋肉質(粘着気質) … 中(ちゅう)胚葉型
となり、細胞の状態であらわすなら、中胚葉は内と外のあいだとなるので、シェルダンにとってマッチョは太めとやせの中間のイメージなのだろう。
性格は概ねクレッチマーと同じだが、内胚葉型(肥満)は責任感が希薄で約束を忘れることが多い、外胚葉型(やせ)は感受性豊かで芸術家肌だが友人は少なめ、中胚葉型(筋肉)は女性にもてるが、自己主張が強すぎてトラブルが起きやすいなど、さらに詳しく分析されている。
同時に辛口のコメントが多いのも、圧倒的なサンプル量から得られた結果ならではだ。
3つの分類をまとめると、
・肥満 … 温厚だが気分屋、責任感が薄い
・やせ … 自分の好きなことにしか反応しない、友達が少ない
・マッチョ … 良くも悪くも単純思考、押し出しが強すぎ
と、どれも一長一短だ。定説の、太め=温厚、やせ=神経質、マッチョ=ナルシスト傾向は証明できたが、体型だけで選ぶと究極の3択になってしまうので、参考程度にしておくのが良さそうだ。
■まとめ
ダイエットもしくは食べ過ぎで体型が変わると、性格も変化するのかと新たな疑問が生まれた。
結果は別の機会に紹介したいと思うが、資料が見つからなそうなので、期待しないで待っていて欲しい。
(関口 寿/ガリレオワークス)
髪形や装飾はもちろんのこと、ひとに与える印象には体型も強く関係している。大柄なひとは温厚そうに、やせた人は神経質といわれるのは単なる偶然ではなく、体型が人の気質を決定しているのだ。
■ヤセと肥満と筋肉質
ドイツの精神科医エルンスト・クレッチマー博士は著書「体型と性格」のなかで、ひとの体型を3つに分類し、その特徴的な性格を定義している。もちろんこれは統計の結果で、なかには当てはまらないひともいるだろうが、体型論などとも呼ばれ「ある程度」の性格を知る手がかりにされている。
体型論は肥満型、やせ型、筋肉質の3つに大別され、その特徴と普段の性格をあげると、
・肥満型 … 循環(じゅんかん)気質
・やせ型 … 分裂(ぶんれつ)気質
・筋肉質 … 粘着(ねんちゃく)気質
だ。循環気質は気分が変わりやすく、爽快(そうかい)と憂鬱(ゆううつ)の二面をグルグルすることから名づけられた。基本は社交的で温厚だが、妙にテンションの高い躁(そう)状態ではいっそう活発に、気分が落ち込んだうつ状態になると寡黙(かもく)で弱気な面をみせる。
根本には他人に認められたい気持ちが強いのだが、重荷に感じると関係を切り捨てるドライさも持ち合わせている。ひとことで言えば気分屋に尽きる。
やせ型の分裂気質は、過敏と鈍感、敏感と冷淡に二極化しやすいのが名前の由来だ。気になること、特に自分の批判には過敏に反応し、神経質になり興奮状態に陥りやすい。その反面、気にならないことにはとことん無関心で、冷淡や鈍感と表現されるほどに関心を示さない。
自分の世界を持ち孤独を愛するとも表現できるが、悪く言えば社交性が低い。
筋肉質は粘着気質とも呼ばれ、群れの和を保つために外敵と戦う傾向が強いため、闘志型の異名を持つ。良くも悪くも単純なのが特徴で、好きなことには粘り強く取り組み、気に入らないことには感情をむき出しに闘争心を表す。
「頑固」「自己主張が強い」と言われることが多いのも、単純で一途な性格ならではだ。
■究極の3択
この体型論を洗練させたのが、アメリカの心理学者ウィリアム・ハーバード・シェルドンで、4,000人以上の体型のデータから3つの気質の特徴を詳しく記した。シャルドンはこれを細胞になぞらえ胚葉(はいよう)型と名付けている。
クレッチマーとシャルダンの分類をひもづけすると、
・肥満型(循環気質) = 内(ない)胚葉型
・やせ型(分裂気質) = 外(がい)胚葉型
・筋肉質(粘着気質) … 中(ちゅう)胚葉型
となり、細胞の状態であらわすなら、中胚葉は内と外のあいだとなるので、シェルダンにとってマッチョは太めとやせの中間のイメージなのだろう。
性格は概ねクレッチマーと同じだが、内胚葉型(肥満)は責任感が希薄で約束を忘れることが多い、外胚葉型(やせ)は感受性豊かで芸術家肌だが友人は少なめ、中胚葉型(筋肉)は女性にもてるが、自己主張が強すぎてトラブルが起きやすいなど、さらに詳しく分析されている。
同時に辛口のコメントが多いのも、圧倒的なサンプル量から得られた結果ならではだ。
3つの分類をまとめると、
・肥満 … 温厚だが気分屋、責任感が薄い
・やせ … 自分の好きなことにしか反応しない、友達が少ない
・マッチョ … 良くも悪くも単純思考、押し出しが強すぎ
と、どれも一長一短だ。定説の、太め=温厚、やせ=神経質、マッチョ=ナルシスト傾向は証明できたが、体型だけで選ぶと究極の3択になってしまうので、参考程度にしておくのが良さそうだ。
■まとめ
ダイエットもしくは食べ過ぎで体型が変わると、性格も変化するのかと新たな疑問が生まれた。
結果は別の機会に紹介したいと思うが、資料が見つからなそうなので、期待しないで待っていて欲しい。
(関口 寿/ガリレオワークス)
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